■ 安心をつくりだすペーシング
相手の心の武装を解くために、相手に合わせることを「ペーシング」といいます。ペーシングは、神経言語プログラミング(NLP)で用いられる主要なテクニックのひとつです。
たとえば、相手が身を乗り出して話してきたら、自分も身を乗り出して聞きます。相手が眉間にしわを寄せていたら、自分も眉間にしわを寄せます。
ペーシングの対象は言葉やしぐさだけではありません。話すテンポ・声の大きさ・声のトーン・口調などもそうです。相手が早口だったら自分も早口で話し、ゆっくり話す人なら自分もゆっくり話します。相手がかしこまった口調なら、自分もかしこまった口調で話し、くだけた口調なら、自分もくだけた口調で話します。
相手の言葉をオウム返しする、相手と同じものを見る、相手と同じ物を食べるなどもペーシングです。
ペーシングをすると、相手は「私たちは同じだ」と感じます。人は「違い」があると不安になりますが、「同じ」だと安心します。緊張を解き心の武装を解くカギは「安心」です。安心すると心の武装は解かれ、円滑なコミュニケーションをはじめる準備が整うのです。
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