うなずきとあいづち

うなずき」は、相手の話に合わせて頭を前に傾けるだけの単純な動作です。しかし、うなずきは心地よい会話には必要不可欠なものです。

友達が話しているとき、まったくうなずかないで聞いていると、しばらくして友達は話すのをやめてしまうでしょう。逆に、うんうんとテンポよくうなずきながら聞いていると、友達はどんどん話し続けるでしょう。

うなずきは、「もっと話してほしい」「よく理解しています」というメッセージを相手に伝える働きがあります。相手が話すのを促し、相手の考えが伝わっていることを示す重要なスキルなのです。

うなずきのスキルは難しくはありません。相手が話をはじめたら、とにかくうなずく。それが基本です。

慣れてきたら、相手の言葉に合わせて、うなずく深さを変えてみましょう。文章でいうと「、」のところで浅いうなずきを、「。」のところで深いうなずきを入れるようにすると、相手はより「聞いてくれている」と感じます。

あいづち」も「うなずき」と同様に、相手が話すのを促し、相手の考えが伝わっていることを示す重要なスキルです。

あいづちのスキルも簡単です。相手の会話の切れ目に、タイミングよく「うん」とか「はい」とか、あいづちを入れればよいのです。

あいづちには、色々な種類があります。たとえば、「はい」「ええ」「うん」「そう」「ふーん」「へぇ」「ほぅ」「そうなんだ」「そうなんですか」「そうですね」「なるほど」「それで」「それから」などが挙げられます。

同じ「へぇ」でも声のトーンを変えるだけで、驚きの「へぇ」になったり、感心の「へぇ」になったりします。いろいろな「あいづち」を用途に応じて使い分けるのがポイントです。

「うなずき」と「あいづち」を上手に使うだけで、いまよりもずっと聞き上手になれるはずです。

→ 第2のスキル オウム返し

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【特集】人間関係をよくする「聞く技術」
第1のスキル うなずきとあいづち
第2のスキル オウム返し
第3のスキル 開いた質問と閉じた質問
第4のスキル 受容と共感