営業のノウハウ/新規アポイント・顧客開拓

昔1度だけ、営業した先から取引を得るには(2ページ目)

売れる営業マンにあって、売れない営業マンにはありえないこと。それは昔営業した先から、指名で取引をいただくことではないでしょうか。一体どんな違いが、そんなうらやましい結果を生むのでしょうか?

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

内容がある

当然ですが、商品の提案がしっかりしていること。

本当は、商品で他社や他の営業マンと差別化ができるのが理想ですが、そうでない方が大半のはずです。

ですから商品の見せ方、提案の仕方に工夫を凝らし、お客様の心を掴みましょう。

たとえば、普段は見られないような、商品の中身を見せる。

商品の製造工程を写真で説明しながら、自社商品のこだわりや込められた思いなどを伝える。

品質にこだわり、時間をかけて作られていることを具体的に伝える。

あなたにとっては見飽きた当然の知識も、お客様にとっては物珍しい新鮮な知識であることも多いはず。

通常とは違った角度から商品を見せることで、新しい価値を付加できるはずです。

連絡先を探しやすい

たとえば、1度購入しただけなのに、ずっとDMをくれる店ってありますよね。
あるいはもう随分会っていないけど、年賀状だけは毎年くれる営業マン。

定期的にメールを送り続けるのもよいでしょう。
これらは、相手から忘れられない、忘れさせない工夫の一つです。

また基本的なことなのに、できてない方が多いことがあります。

それは、全メールに署名を入れること。

どのメールにも必ず住所、電話番号、(携帯番号、)メールアドレスの入った署名を入れましょう。
もちろん商品パンフレットやチラシにもです。

あなたの連絡先を探させる苦労を相手に与えないように。

記憶の取っ掛かりを作る

5年前に1度会っただけの方から取引をもらうには、要は相手が覚えやすい、思い出しやすい記憶のとっかかりを作ってあげることです。

昔蒔いた種が、忘れた頃に芽が出て、実がなる。
もちろん収穫は早いに越したことはありませんが、自分の心がけと行動が、時を経ても成果が出るなんて、嬉しいことですね。


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著作「営業のキーワードは『主導権』」~営業はパワーゲージで考えるとよくわかる

著作「仕事ができる人の『段取り』の技術」

コラム著者のサイト『マーキュリッチ』 

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