プレゼンテーション/プレゼンテーション力上達法

スピーチサークル体験記(3ページ目)

プレゼン力を磨くためにスピーチサークルに入りたい。でも中身がわからないとちょっと…。そんな方のために、ガイドが参加するスピーチサークルの体験記をご紹介します。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

3つの得られるもの

初の参加から5年が経ったいま、いつの間にか私もトーストマスターズでベテランと呼ばれる部類に入っていました。その間に、プレゼンテーションを教える講師の職業に就くようになったり、私自身の状況は5年前と大きく変わっています。そんな中で、トーストマスターズの他のメンバーの方から、こんな質問を受けたことがあります。

「野村さんは、スピーチのプロとして活躍する今なのに、どうしてトーストマスターズに通い続けるんですか?」

なんでだろう?考えて出した結論は3つでした。

<1.他者からのフィードバックがもらえる>

うえで書いた「論評」がもらえることは、5年前から今まで、変わらずに嬉しいことです。良い点のフィードバックも、改善点のフィードバックも、両方が同等な価値を持つと思います。

<2.強制的にスピーチを作らされる環境がある>

準備スピーチの役割はある程度順々にまわってきます。つまり、定期的にスピーチのネタを考えなければならないということ。この強制力がなければ、スピーチを1つ作るという手間のかかる作業はなかなか実行できません。

私も、プレゼンテーションをする機会は相当多いのですが、スピーチをまるまるひとつ新規に作るという機会はそれほどではありません。だから、トーストマスターズがその大きな機会になるわけです。

『筋肉は使わなければ、次第に衰える』。同様にスピーチの作成能力も、使わなければ錆びてくるのです。

<3.仲間の存在>

もっとも大きい理由はこれかもしれません。仲間の存在。同じ目的を持ち、楽しみながら学んでいく仲間が得られるというのは、何物にも換えられない財産ですからね。

学びたければ、一歩を踏み出そう

以上が、私の体験談です。

「なるほど、面白そうだ。ぜひ参加したい」と思われた方は、近くのトーストマスターズを探してもらえればと思うのですが、ひとつ注意が必要です。トーストマスターズはもともと海外のスピーチサークルだったことから、例会が「英語」でなされているクラブと「日本語」のクラブがあります。

そこの部分だけは、しっかりと確認しておいてくださいね。

 


■関連サイト

◆yahoo検索「トーストマスターズ」
   全国から、近くのトーストマスターズを探そう。

◆「営業力がUPするプレゼン術」
   ガイド野村の著書。プレゼンに悩んだら、ぜひどうぞ。

◆コラム「トーストマスターズでプレゼン力を磨こう」
   ガイド野村コラム。おすすめスピーチクラブの概要をご紹介。

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