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歳の壁を作らない部下上司への話題の広げ方

年齢の離れた方は、興味の範囲も違う場合が多いでしょう。どうやってそうした方々と話をあわせていけばよいのでしょうか?話題を広げるポイントをお伝えします。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

職場などに、上司であろうが部下であろうが誰とでもすぐうちとけられて、仲良くなってしまう人っていませんか? そして、そういう人に対して「うらやましいなぁ」と感じることはないでしょうか?

「できれば自分もそうなりたい」という思いは誰でも持つものです。では、具体的にはどんなところに気をつければ、それが実現するのでしょうか?

そんなテーマのもとで、今回はお話ししたいと思います。

相手の話題に興味を示すのは良いこと?

新聞を読む上司
新聞を読む上司、あなたならどうやって声をかけますか?
「誰とでも仲良くなれる人は魅力的だ。自分も歳のはなれた上司や部下とうまく付き合いたい!」
そう考える人が陥りがちな間違いというのが2つあります。

ひとつは、自分が全く興味を持てない話題についても、興味のあるふりをしてしまうことです。

例えばこんなシーン。上司である部長がスポーツ新聞の一面を見て、小さくガッツポーズをつくっている。それを見たAさんは部長に尋ねてみました。

よく見られる悲劇の会話

「部長、阪神タイガースお好きなんですか?」
「いやぁ、そうなんだ。根っからの虎キチでねぇ。
もしかして、Aくんもかい?」
「えっ(本当は全然知らないけど)、そうなんですよ~。
いいですよね、阪神」

つい出来心で答えてしまったが最期。もう後戻りはできません。

「ほぅ、特に誰が好きなんだい?」
「えっと~(汗)、バースとか?」
「おぉ、20年前の選手をもってくるとは渋いね。
僕もバースは大好きで応援していたよ。今はやはり金本かな」
「はは、なるほど(今の選手なんてわからないよ…)」

事態はいよいよ、ピンチの局面に向っていきます。

「そうだ、実は今度の横浜戦のチケットが2枚あるんだよ。
娘と行くつもりだったんだが、用事があると断られてねぇ。
よければ、お供してくれないか?」
「は、はぃ…(助けてくれ~)」

次のページでは、Aさんはどんな失敗をしたのかを解説。
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