「できれば自分もそうなりたい」という思いは誰でも持つものです。では、具体的にはどんなところに気をつければ、それが実現するのでしょうか?
そんなテーマのもとで、今回はお話ししたいと思います。
相手の話題に興味を示すのは良いこと?
新聞を読む上司、あなたならどうやって声をかけますか? |
そう考える人が陥りがちな間違いというのが2つあります。
ひとつは、自分が全く興味を持てない話題についても、興味のあるふりをしてしまうことです。
例えばこんなシーン。上司である部長がスポーツ新聞の一面を見て、小さくガッツポーズをつくっている。それを見たAさんは部長に尋ねてみました。
よく見られる悲劇の会話
「部長、阪神タイガースお好きなんですか?」「いやぁ、そうなんだ。根っからの虎キチでねぇ。
もしかして、Aくんもかい?」
「えっ(本当は全然知らないけど)、そうなんですよ~。
いいですよね、阪神」
つい出来心で答えてしまったが最期。もう後戻りはできません。
「ほぅ、特に誰が好きなんだい?」
「えっと~(汗)、バースとか?」
「おぉ、20年前の選手をもってくるとは渋いね。
僕もバースは大好きで応援していたよ。今はやはり金本かな」
「はは、なるほど(今の選手なんてわからないよ…)」
事態はいよいよ、ピンチの局面に向っていきます。
「そうだ、実は今度の横浜戦のチケットが2枚あるんだよ。
娘と行くつもりだったんだが、用事があると断られてねぇ。
よければ、お供してくれないか?」
「は、はぃ…(助けてくれ~)」
次のページでは、Aさんはどんな失敗をしたのかを解説。