「コーチングとはね……」。コーチング本やコーチング研修を通じて、「コーチング」という言葉は知られるようになってきました。ただ、コーチングについての理解は人それぞれ。コーチングとは一体何なのか? その全体像をご紹介します。

《CONTENTS》●「コーチング」研修はやったけれども(1P目)●「コーチング」って何でしょう?(1P目)●「コーチング」の全体像(2P目)●4つの礎・3つの指針・5つの資質(3P目)●あなたは部下を中心においていますか?(3P目)

「コーチング」研修はやったけれども

「コーチング? 知ってますよ」と言うけれど……。

先日、ある大手研修会社の営業マンとお話する機会がありました。その営業マン曰く「コーチング研修は一巡した状況ですね」。

企業の研修担当者の典型的な反応は、「コーチング研修はやったことがあるよ。でもね……」。コーチング研修はやったけれども、なかなか実践が継続していない。成果が出ていないといった状況が多いようです。

ここ数年の間に、たくさんの「コーチング」本が出版され、企業でも「コーチング」研修がかなり行われてきました。「コーチング」という言葉はビジネス界を中心にかなり浸透してきたといえるでしょう。

では、「コーチング」って何でしょう? 研修を受けて何を学んで、何ができるようになったんでしょう? 

「コーチング」って何でしょう? 

「コーチング」といっても、その定義はさまざまです。

「コーチングは気づきを与えるコミュニケーション」
「相手の能力を最大限に引き出し、自発的な行動を促進するためのコミュニケーションの技術」などなど。

リンク集の「コーチングって何だろう?」の中にあるサイトを見てもいろいろですよね。

また、「コーチング」研修では一体何を学ぶのでしょう? 参加した人の話を聴くとさまざまです。

「相手とちゃんと向かい合って話を聴くこと」
「過去ではなく、未来に向う質問をすること」
「相手の話を最後まで聴くこと」などなど。

これまたいろいろあります。

このサイトの記事でも、コーチングのさまざまな要素を取り上げて解説してきました。ただ、コーチングの全体像を知らないと一部だけが解釈されて、最終的にはコーチングと似ても似つかないものになる危険性があります。

今回から、体系的なモデルを持つ「コーアクティブ・コーチング」(TM)を取り上げて、コーチングの全体像を紹介します。これによって、あなたがコーチングについて知っていること・知らないこと、できること・できないことをチェックして、明確にしていってください。

コーチングを1枚の図に表すと……。 次ページへ>>