「会議」というと、退屈な場、もしくは戦いの場だなんて思う人はいませんか? もし、会議を協力する場・創造する場に変えられたらどうでしょう? そうなるためのヒントをお伝えします。
《CONTENTS》●会議は論争の場ではありません(1P目)●味方同士でボールを奪い合っていませんか?(1P目)●同じものを別の場所から見ていませんか?(2P目)●議論はやめて、「6つの帽子」をかぶってみよう(2P目)
会議は論争の場ではありません
あなたにとって「会議」とは? |
「会議=論争の場」と思ってはいませんか? 会議参加者の中には、会議を「論争の場」と勘違いしているのか、いかに相手を論理的に打ち負かせられるかに熱中する人がいます。
また、論理的に打ち負かすどころか、「会議=戦いの場」と思っているのか、あらゆる手段をとって相手を打ちのめそうとする参加者もいたりします。
例えば、相手の言葉尻をとらえて、本質とは関係ないちょっとした矛盾をテコに責めたてていったり、内容とは全く関係ない、ものの言い方をとらえて、「これまでの経緯を踏まえようとしない、そういう態度は失礼だ」と相手の印象を悪くしようとする人もいます。
こういう参加者がいると、論争や戦いのためにエネルギーが浪費されて、全体の目標を決めたり、何かを意思決定するといった会議本来の目的にエネルギーが向いていきません。
味方同士でボールを奪い合っていませんか?
もちろん、会議の目的・目標のため、全体のために意見を戦わせることは必要です。しかし、それは他の参加者と戦うことではありません。
サッカーの試合中に、同じチームのメンバー同士で、どう攻めていくかという考えが対立してしまい、相手ゴールを目指すことを忘れてしまったらどうでしょうか?
さらに、味方同士でボールを奪い合っているとしたら、どうでしょう? 滑稽以外の何物でもないですよね。
「味方同士でボールを奪い合ってどうするの?」
だれかが相手を打ち負かすことに熱中してしまっていたら、こんな問いかけをして目を覚ましてもらいましょう。参加者の意識が向かうべきは、常に会議の目的・目標です。
会議は「戦いの場」ではありません。そこには敵はいないのです。会議の目的・目標を常に思い出し、確認して、「協力する場」「創造する場」へと変えていきましょう。
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