大事なのは「同じではないかもしれない」という好奇心
当たり前のように毎日繰り返される言葉。いつも変わらぬ見慣れた職場のメンバー。毎度お馴染みで食べ飽きた社員食堂のランチ。変化のない日常に、「いつもの挨拶」「変わらぬ部下」というように、自動反応しているあなたがいるかもしれません。そして、何か新しいものを求めて、違う会社や仕事、別の課や部の社員、話題のレストランなどに、次々と興味を持ち、うらやましく思っていませんか?でも、変化していないのは実はあなた自身かもしれません。一見同じように聴こえる言葉、見える部下、感じる食事。そこに好奇心を向けてみましょう。
「もしかして、いつもと同じでないかもしれない」
そんな好奇心が、あなたの感覚を開き、研ぎ澄まし、微妙な違いを意識させてくれます。そして違いが感じられたら、それに応じた行動の選択肢が考えられます。さらに行動の幅が広がっていきます。「デキル」といわれるビジネスマン・ビジネスウーマンは、意識するにせよ、無意識にせよ、こんな微妙な違いをとらえて、臨機応変に対応しているものです。
ついつい、彼らが出す結果や、行動、そして目に見える能力に目を奪われがちですが、実はそれを支えているのは、微妙な違いを見て・聴いて・感じられる力なのです。