コーチング/営業力アップ

売れる営業マンが沈黙を守れるワケ あなたには話が“見え”ますか(2ページ目)

あなたは人の話をよく聴こうとするとき、どうしますか? 耳を傾けて聴きますか? 実は耳を傾けることによって、逆に聴けていないかもしれません。なぜなら、話が「見えていない」からです。

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド


話を「見る」・「聞く」・「感じる」

「あなたは私の話が見えましたか?」 どうでしょう?
「話が見えるって、どういうこと?」 そんな戸惑いを持たれたかもしれません。

さらに質問します。
「あなたは私の話が聞こえましたか?」 どうですか? ただし、私の声ではないですよ。
「声以外に聞こえたものなんてないよ。」 さらに戸惑いが増えているようですね。

もう一つ、最後に質問します。
「あなたは私の話を感じましたか?」 
「話を感じるって、どういうこと?」 ますます混乱されたかもしれませんね。

よかったら、もう一度先ほどの私の話を、今度は見て・聞いて・感じてみてください。

さあどうでしょう? 私の話が見えましたか? 聞こえましたか? 感じましたか?
もうおわかりですよね。

目の前に広がっている砂漠のような鳥取砂丘。頭の上には真っ青な空。砂丘の頂上から眼下に広がる海。見えましたか?

そして、「ギャァーギャァー」叫ぶ子どもの声。かすかに聞こえる波の音。聞こえましたか?

さらには、足の裏で感じた砂の熱さ。顔をなでていった風。大きく広げた手。海、空、風と一体化したときの身体の感覚。感じましたか?

相手の話を「よーく聴く」というのは、ただ耳をよーく使えばいいのではありません。目や身体の感覚などすべてを使って聴くことなんです。
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