キャリアプラン/キャリアプラン事例

子供・夫・部下を育てる 小室淑恵さん(5ページ目)

子供・夫・部下をバランスよく育て、仕事と育児を両立させ、「すべてがうまくいくようになった」というワークライフバランス小室淑恵さん。女性のキャリアプランを阻む壁を乗り越えるヒント。

執筆者:角田 正隆

パートナーの理解と協力

「男性の育児参画は最大の少子化対策だと思っています」

―――仕事と育児の両立について、パートナー(夫)の理解は得られましたか?

小室:私の夫は素晴しいですよ! でも最初からそうだったわけではありません。

赤ちゃんは昼も夜も関係なく2時間おきに授乳を求めて泣きますが、最初は寝不足で疲れ果ててしまいました。夜中に途方に暮れ、どうして赤ちゃん泣いているんだろう。どうして私はこんなに眠れないんだろう。でも、どうしてこの人(夫)はこんなにグッスリ眠ているんだろう、って(笑)

そんなとき、私は日曜日に終日仕事があり、夫に1日子供を見ていてもらうことになりました。私が帰宅すると夫は「まる1日、仕事も、ジョギングもできなかった」と嘆くんです。「でも、私はそれを毎日やってるのよ―――」。それから夫は変わってくれました。

夫は毎朝6時に起きて、まず子供をお風呂に入れ、それから朝食を作ってくれます。そのおかげで私も出勤の準備や家事をこなすことができ、非常に両立しやすくなりました。休日にも楽しみながら食事を作ってくれるので、「2人で働いて、2人で家事・育児」と、一緒に頑張っている感覚を常に感じられ、夜中に授乳で起きても辛くなくなりました。

こうした夫との連携がないと、1人目の育児ですっかりこりてしまい、2人以上産む気はなくなってしまうと思いますね。男性の育児参画は最大の少子化対策だと思っています。


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