マンション購入術/マンション購入費用

定期借地権付き住宅を買うならフラット35?(2ページ目)

東京都では、好立地に定期借地権付き住宅(定借住宅)が出てきています。一方で定借住宅を買うときのフラット35が少し有利になりました。今回はその内容をカンタンに解説します。

千葉 由里

千葉 由里

マンションの買い替え・売却 ガイド

宅地建物取引士

不動産実務や住宅メディア(マンション・戸建・注文住宅・リフォーム)の編集長を経験し、ビルの設計企画、マンション仲介など不動産取引実務経験を持つガイド。訪問したマンションモデルルームや住戸は3千件にも及ぶ。

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前払い賃料分も融資してもらえる

購入者にはうれしい融資限度額のアップで選択肢が増えそう
定期借地権付き住宅(定借住宅)の融資限度額は、ほかの費用と同様、取得費の9割までとなっています。

たとえば建物価格2,500万円、前払賃料500万円の合わせて3,000万円で家を買う場合、従来は建物価格の9割の2,250万円が融資限度額でした。

それがこの10月からは、前払賃料分も加えた金額の9割の2,700万円までフラット35で借り入れることが可能となっています。

ちなみに2008年までは現行の住宅ローン控除が適用される予定ですが、前払い賃料は本来の住宅価格とは性格が異なるため、住宅ローン控除の対象とはならないのでその点は注意が必要です。

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