駅近マンションのデメリットも知っておこう

駅近マンションのデメリットも知っておこう

利便性がよく将来の売却にも有利という点で「駅に近い」マンションは人気があります。ところがこの「駅に近い」というメリットが、転じてデメリットをもたらすことがあります。

駅から近いということは、周りに住居以外の用途の建物や大きな建物が建つ可能性があり、交通量も多いことから、ある「居住性」がぐんと低くなってしまう可能性があるのです。

 

商業地域は大きな建物が建つ可能性アリ

マンションの隣に大きな建物が建って日影になることも

マンションの隣に大きな建物が建って日影になることも

ある東京都下のターミナル駅から徒歩5分、利便性の良い立地に建つマンションに住んでいたAさんご一家は、Aさんの通勤やお子さんたちの通学に便利なこのマンションを大変気に入っていました。

ところが住まい始めて数年後、マンションの南側に大きなマンションが建設されることになりました。Aさんのマンションは駅の周辺なので用途地域は「商業地域」に指定されています。

用途地域とは、地区ごとに建てられる建物の用途を定め、一定の秩序を持たせ、環境を整えるために指定されるもので、例えば駅から少し離れた閑静な住宅街は住居専用地域(その中でも細かくさらに数種類に分けられている)、駅前など人の集まる地区は商業地域、工業地域などに区分けされています。

 

こんなはずではなかったのに…

Aさんの住むマンションのある「商業地域」は、ショッピングセンター、病院、ホテル、映画館など、ほとんどの用途の建物が建設可能(一部の条件の工場や危険物を扱う施設を除く)で、絶対高さ制限及び日影規制がないため大きな建物が建つ可能性が多い地域となっています。

住みだした頃は眺望も日照も問題なかったAさんのマンションですが、しばらくしてマンションの南側に30階建てのマンションが建つことになりました。そのマンションが完成してからというもの、Aさんの家は「朝の10時30分から15時まで陽が差し込まない家」になってしまったのです。昼間の長い時間帯に陽が差しこまないことで、常に暗く、冬は寒い家になってしまいました。

「こんなはずではなかった」を防ぐ方法と、さらなるしまった!は次ページで!