「ガイド・佐川の一言アドバイス!」
「建て替え時の地盤はそれ程気にしなくてもよいのですが、宅地造成をしたところが要注意です。宅地造成には「切土」と「盛土」があります。
切土は土地を切って造成しますので心配はいりません。盛土は土を積み重ねていくので地盤が安定しないのです。安定には1年以上はかかります。どうしてもすぐに家を建てなければならない時は地盤調査をし、そのデーターに基づき基礎設計をすれば大丈夫です。
最近の新築現場を見ていますと、べた基礎を採用する住宅が随分多くなりました。特に阪神大震災以降であります。べた基礎は床下全面に鉄筋コンクリートで一体につくられた基礎です。建物の重さを広い面で受け止めるため単位面積あたりの重量が布基礎より小さく、多少地耐力が不足する地盤であっても沈みにくくなります。施工不良による建具の建付けが悪くなるのであれば対応はできるのですが、仮に地盤が影響して建具に不良が起きた場合はもうどうすることもできません。自分の敷地にもし不安があれば、地耐力を知ってから家づくりをしましょう!」
【関連記事】
↓もっと知りたい方はこちらから
■土地探しは地耐力も考えよう
↓ガイド佐川が実際行った現場からのレポートもどうぞ
■設計監理報告書を公開しますNo.1 /No.2 /No.3
■S邸現物レポート No.1
【満足する一戸建てをつくるには】シリーズバックナンバー
■第12回 内装設備のチェックポイント
■第11回 外断熱vs内断熱 どっちがいい?!
■第10回 耐震性のポイントは壁にあり
■第9回 追加変更工事はこのタイミングで
■第8回 建て主も参加する家づくりの儀式
■第7回 工事段階別“現場チェック法”
■第6回 建物の総費用どうなっているの?
■第5回 設計図面ってどう見るの?
■第4回 磯野家に学ぶ“現代間取り術”
■第3回 構造・工法の特徴を知る!
■第2回 あなたの土地に地耐力はある?
■第1回 土地を手に入れる!どこに頼む?
■15回連続お助けWebセミナーを始めるにあたって