注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

家づくり講座10:断熱と結露の関係(3ページ目)

快適な住まいに欠かせないのが“温熱環境”。温熱環境を一定に保つには、断熱を適切に行うことが大切です。断熱材は壁の中に入ってしまうため、建てる前にしっかりと検討したいところです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

★佐川のワンポイントアドバイス
内断熱、外断熱のどちらが悪いということではなく、さらにただ入れれば良いというものではありません。断熱材がもたらす効果を考えなければなりません。そして「断熱」と「気密」、そして「換気」のバランスが取れていることが重要です。どれか1つの対策だけを実施してみても、3条件のバランスが取れない限り快適な住まいは実現できません。バランスが取れた家では、各部屋の間での温度差が小さくなり、結露はかなり生じにくくなるのです。家を長持ちさせるには、構造ばかりでなく「断熱」・「気密」・「換気」などにも留意することが大切だとわかります。夏は涼しく冬は暖かい!長く使えて人や自然にも優しい!そんな家で暮らしたいですね。

◆次回の家づくり講座11は「健康住宅」について解説します。
お楽しみに!

【前回までの講座】
▼家づくり講座1→「土地探しのポイント」
▼家づくり講座2→「用途地域を調べる」
▼家づくり講座3→「地耐力を知る」
▼家づくり講座4→「依頼先選びのポイント」
▼家づくり講座5→「構造について知る」
▼家づくり講座6→「プランニング-採光と通風」
▼家づくり講座7→「プランニング-動線計画」
▼家づくり講座8→「プランニング-収納計画」
▼家づくり講座9→「地震に強い木造のつくり方」

【関連リンク集】
外断熱vs内断熱 どっちがいい?!
断熱材について考えてみよう!
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