注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

家づくり講座10:断熱と結露の関係(2ページ目)

快適な住まいに欠かせないのが“温熱環境”。温熱環境を一定に保つには、断熱を適切に行うことが大切です。断熱材は壁の中に入ってしまうため、建てる前にしっかりと検討したいところです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

内断熱とは

内断熱
従来から一般的に行われてきた「内断熱工法」。柱・間柱の隙間に断熱材を充填していく工法です。

<特徴>
・建物の軸組みや構造材の部分は断熱されない。
 →木自体に断熱性があるため、木造ではそれほど問題はない。
・軸組みや構造材に湿気がこもり壁内結露が起こりやすい。
 →繊維系ではなく、発泡樹脂系の断熱材を施すと良い。
・気密施工を構造体の内側で取っているため、構造体の薬品処理(防蟻、防腐など)の影響が室内におよびにくい。
・床下の通風が良好のため、ベタ基礎の場合にも結露が生じにくい。
・床板の下に断熱材を施工するため、床が冷えにくい。
・断熱・気密施工の難易度は、ある程度の熟練を要する。
・建築コストは一般的である。


外断熱とは

外断熱
結露がおきにくいと言われる「外断熱工法」。構造躯体の外側に断熱材を張り、建物全体を断熱材で包んでしまう工法です。

<特徴>
・構造体の外側を断熱材で覆うため,断熱欠損は生じにくい。
・壁内結露の恐れは少ない。
→繊維系の断熱材だと、断熱材内部で結露が生じる可能性がある。
・気密施工を構造体の外側で取っているため、構造体の薬品処理(防蟻、防腐など)の影響が室内に及ぶ。
→防蟻,防腐対策が難しい。特に基礎断熱は白蟻の巣になる恐れがある。
・床下は密閉状態になるため、強制換気の工夫が必要になる。
→基礎打設直後は結露が生じやすくカビが生えることがある。
・床板の下には断熱材を施工しないため,床が冷たくなりがちである。
・断熱・気密施工の難易度は、比較的容易に施工できる。
・建築コストが割高になる。


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