身近なところで
我々の生活の中で一番身近な銅には、10円硬貨があります。10円硬貨は赤銅でできています。いろんな人の手に触れ、雑菌が付着するので、衛生的に保たれるように銅を使っているのです。そう考えると頻繁に人の手に触れるドアノブや手すりに、もっと銅を用いたほうがよいのではないかと感じるでしょう。しかし銅のドアノブは表面処理をしないとだんだんと汚れた感じになります。それを経年美ととらえる人もいますが、そう感じない人もたくさんいるのです。そのため現代の日本の住まいでは、ほとんどがアルミやステンレスでできています。その理由にはコストとメンテナンスの容易さ(メンテナンスフリー)があげられます。もちろん毎日生活をしていく上でメンテナンスフリーはとても魅力的です。
しかし本物の材料は長寿命で、使えば使うほど経年美や味が出てきます。住まいの中に少しでも本物の材料を使い、家族の歴史を刻みこむことも大切です。日本の住まいは消耗品といわれるのも、本物の材料を使う住まいが減っていることにあるのかもしれません。
暮らしの中の銅
・生花の剣山生花の剣山には黄銅(真鍮)が使われています。銅の殺菌効果で水を清潔に保ち、花を長持ちさせる効果があるのです。
・靴下
銅繊維を織り込んだ靴下もあり、ニオイを防いでくれます。
・台所の三角コーナー
台所の三角コーナーの汚れが気になる方は銅製品のものにすることで、ぬめりやニオイを防ぐことができます。
このほかにも日常の中には様々な銅製品があります。
銅の優れた特性を生かしたインテリア空間をつくることで、今までとは違った衛生的で快適な住まいが実現するはずです。
※また、銅の緑青は毒だと思っている人がいるかもしれませんが、1984年に国は無害ということを認定、発表していますので安心してください。
銅展が開催されます!
10月16日(木)~28日(火)銅展が開催されます。詳しいご案内はこちらから↓
・href="http://www.jcda.or.jp/">社団法人 日本銅センター
・href="http://www.jafica.org/">日本フリーランスインテリアコーディネーター協会(JAFICA)
・href="http://www.ozone.co.jp/">リビングデザインセンターOZONE
・・・これだけは読んでおきたい家づくり講座・・・
「満足する一戸建てをつくるには」第1回:土地を手に入れる!どこに頼む?
「満足する一戸建てをつくるには」第2回:あなたの土地に地耐力はある?
「満足する一戸建てをつくるには」第3回:構造・工法の特徴を知る!
「満足する一戸建てをつくるには」第4回:磯野家に学ぶ“現代の間取り術”
「満足する一戸建てをつくるには」第5回:設計図面ってどう見るの?
「満足する一戸建てをつくるには」第6回:建物の総費用どうなっているの?
「満足する一戸建てをつくるには」第7回:工事段階別“現場チェック法”
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「満足する一戸建てをつくるには」第10回:耐震性のポイントは壁にあり
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「満足する一戸建てをつくるには」第13回:設計の失敗ポイント
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