高級ホテルはなぜ心地良いのか?

1階ホールからステップアップした吹き抜けリビングへ。優れた空調機能が理想的な間取り、つまり快適な生活をつくり出すことになる
LDKのオープン化がキッチンデザインの進化を加速させたように、健康志向や(後述する)間取りへのこだわりが今後ますます空調機能の向上に拍車をかけていくに違いない。

あるだけで良かった時代とは異なり、これからの空調設備には具体的には次のような品質と機能、そしてデザイン性が求められると考える。

■年中、24時間使い続けられる耐久性、安全性、経済性を備えていること
■居室はもとより、玄関から水回りまで家中に温度差が出ないこと
■作動音や風圧に対するストレスを感じさせないこと
■インテリアを損なわない高いデザイン性
■万全なメンテナンス体制が整っている
……など

いま購入を検討している方々が生まれ育った家のほとんどは、おそらくクーラー普及前住宅であったはず。しかるに壁掛け式が一般的と思われているふしがまだまだある。しかしながら空調設備のグレードこそが住み心地にいろんな意味で違いをもたらすことをこの機会にしっかりと認識してほしい。

快適な時間とサービスを提供する高級ホテルをイメージするとわかりやすいが、心地よい空間と空調設備のグレードはインテリア以上に密接な関係にあるといっても過言ではない。

次のページでは空調と間取りのトレンドについて考えてみたい。