高級マンション/高級マンション選び

物件選び、他人の意見は聞く?聞かない?

生涯で最も高い買い物となる住宅。その購入過程ではわからない事柄も多く、他人のアドバイスなしにはことが進まない。営業マンに始まり、親、先輩、友人……。果たしてどこまで頼りにするべきか。

坂根 康裕

坂根 康裕

高級マンション ガイド

不動産情報コンテンツ『ファクトストック』運営。「住宅情報 都心に住む」元編集長。高級マンションを中心に取材、執筆活動等行う。

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最後の決め手は、あの一言!?

口コミ、接客など家選びの決め手は他人の後押しである
マンションを買った人に聞くと、購入の前は物件本位で検討していたにもかかわらず、決断のときは「○○さんからの後押しが最後の決め手になった」という人がとても多い。

○○さんとは、不動産販売の営業マンであったり、先輩購入者だったり。やはり不動産は高額な買い物だけに、いざ判子を押すとなると何かしら後ろ盾がほしくなるものだ。

どれほどインターネットや情報誌を駆使しても、実際の生の体験やアドバイスにはやはりかなわない。リアリティーもあり、説得力が違うからだ。自分のことを知ってくれている人であればなおさらで、客観的な意見は何より貴重といえるだろう。

じつは少ない!? 純粋なアドバイス

不動産セミナーの参加者は積極的な姿勢がその特徴でもある
資金を援助してくれる親、あるいは友人や会社の同僚。周りに聞ける人はたくさんいるようにも思えるが、しかしながらいざ相談となればその対象者は意外と限られてしまう。

それは、家選びが自分の財産に関わる極めて神経質な内容だからであり、相談の中身が深くなればなるほど、自分の預金額や月々の返済額など資産と家計をさらけ出してしまうことにもなりかねない。

親など血縁者はともかく、職場なんかで万が一漏れ伝わってしまったら、などと考えると自ずと相談相手も慎重に選ばざるを得ないはず。そればかりでhない。さらに言えば、返ってくるアドバイスでさえ100%本人のことを思ってのことなのかどうか。

営業マンにとっては1件1件の契約が成績(やボーナス)に関わるかもしれない。たとえ親だって、本音では何とか自宅の近くに住まわせたいとの思惑を持って意見を言っているとしたら……。

次のページでは相談元(つまり貴方)自身が抱える問題を考えてみよう。
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