道路一本隔てれば反響が変わる!?

たくさん分譲現場をみているといろいろな発見がある。例えば、マンションの住所(所在地)による人気の差。アドレスのネームバリュー、いわゆるブランド立地という考え方である。

駅距離や現地の状況、建物の良し悪し。そういった目で見ればわかるものならまだしも、このブランド立地という類のものは情報を集めなければわからない。なんとなくの街並みの雰囲気や都市計画法上の用途地域だけでは説明のつかない認識もあるようだからである。

不動産業界でさえ、「売り出してはじめて気付いた」ようなケースも珍しくない。「住所の変わり目で来場(需要)の数に大きく差が出る」、とか「チラシをまいても道路(境界)からこちらと向こうでは反応がまるで違う」といった具合に、だ。

「東京ミッドタウン」の所在地は赤坂。六本木には六本木の、赤坂には赤坂の個性が宿る


あくまで住所(アドレス)にこだわる

「乃木神社」。都心だからこそ緑の大切さを実感できるというものだ
マンションの名称は、住所か最寄(もしくは良く利用されると思われる)駅の名前、あるいは当該エリアを総称した呼称などから選んでネーミングされることが多いようだ。

したがって、住所とマンション名が一致しないケースも往々にして起こり得る。

そもそも正式な住居表示にマンション名は省略できる場合が多い。ともすれば、仮に「自分は○○のマンションを買ったつもりなのに、○○という名前は住所のどこにも入っていない。これではまるで違う物件を買ったようだ」などということにもなりかねない。

最近タワーマンションを検討していた方との相談会などでも、この手のアドレスに関する質問が非常に多かった。将来的な資産性にも影響するのではと、危惧されていた方もいたほどだ。

全国に知られた住所なら、来客を招きやすい利点も!?


逆に、そのアドレスに魅かれて首都圏以外からも注目を集めている販売中のプロジェクトがある。次ページへ。