「ご出身は?」「お国は?」。初対面同士を一気に打ち解けさせる一言ですね。出身地(県)を知ることで、相手の性格や個性を探そうとしています。県民性は単なる統計で根拠のあるものではありません。しかし、その地に残る固有の風土・文化などが影響して、生まれ育った地域の独特の気質や共通した行動パターンを持っていることは否定できないのではないでしょうか。

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県民性で探す田舎暮らしシリーズ。
今回は、「岩手県人」の体内に組込まれたDNAを探ります。県民性からみた、あなたにピッタリの田舎暮らしを見つけてみよう。

寡黙なロマンチスト

岩手県人の真面目な気質は北東北3県に共通していますが、岩手県人は、素朴で真面目な努力家、おとなしく粘り強く頑固者、要領が多少悪くても沈着冷静に事を為しとげるといった、愚直さが特徴とされています。まぁ、一言でいえば「寡黙」。

「雨ニモマケズ、風ニモマケズ……」と手帳に残し、生涯のほとんどを岩手で過ごした国民的作家、宮沢賢治のイメージと重なります。岩手県人は「自らを語らず」の傾向があり、そのため胸襟を開き合う切っ掛けを見つけるのにひと苦労。しかし実は、内に秘めた情熱はみなぎっているようです。生真面目な彼らにとって、その場限りの付き合いは不要、ゲーム感覚の恋愛も無用。あたかも宮沢賢治の作品に登場するような、透き通った本物の人間関係を好むようにも思えます。

岩手の人々は、宮沢賢治を一番好きな人として選んでいます。もう一人、「ふるさとの山に向ひて……」と郷愁を詠んだ石川啄木も岩手の作家。二人とも同じ盛岡中学校の出身。賢治が二年の時、啄木の第一歌集「一握の砂」が出されますが、翌年頃から宮沢賢治は啄木を真似て三行割書きの創作を始めています。響き合う、望郷と漂泊の詩人と故郷に深く根を下ろした作家。なるほど岩手の人たちだと合点がゆきますね。

岩手の県民性は、あなたの田舎暮らしの候補地にピッタリですか?

五つの顔を持つ岩手県

◆岩手県のプロフィール

岩手県の面積は北海道に次ぎ,国土面積の約4%を占めています。岩手県の内陸部は山岳丘陵地帯であり,西側には秋田県との県境に奥羽山脈が連なり、この二つの山系の間を北上川が南に流れ,その流域に平野が広がっています。

岩手といえば、ついつい花巻や遠野に目がいきそうですが、その他にも田舎暮らしにピッタリの地域があることも忘れてはいけません。各地域の特色のある景観をピックアップしました。
*参考データ/岩手県公式ホームページ

盛岡・八幡平エリア
盛岡市内には北上川・雫石川・中津川が流れ、市内の中心部には岩手公園があり、水と緑の街として「杜と水の都」とも称されます。また、南部片富士とも呼ばれる岩手山は四季折々に表情を変えながら、見守るようにそびえたっています。
県北エリア
ブナ林に覆われた折爪岳をはじめ、大自然に囲まれた県北エリアは東北有数のヒメボタルの群生地として有名。また、ひえやあわなどの雑穀の里としても知られています。
県央エリア
宮沢賢治の故郷である花巻市や「遠野物語」で有名な遠野市など、古くから文化の香りが高い地域です
県南エリア
かつて、東北地方の政治・文化の中心であった平泉のあるエリア。文化遺跡や風情豊かな景勝地、重要文化財や史跡の数々など、歴史の香りが深く漂います。
陸中海岸エリア
北部の海岸エリアは、断崖が連なるリアス式海岸で知られる海岸美を誇っています。穏やかな海岸線が続く沿岸南部では、夏になると多くの海水浴客でにぎわいます。国指定名勝の高田松原や浪板海岸などが有名です。

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