1990年代の半ばをピークに、お酒の消費量の減少が続いているようです。若者の酒離れが進んでいる、高齢化により飲酒量自体が減っているといった意見が上げられています。

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過去には1980年代の焼酎(チューハイが牽引役でしたね)ブーム、続いて本格焼酎ブーム、1990年代半ば頃から始まった低価格の発泡酒・第三のビールなどが人気が出てきました。

不況の影響もあり、居酒屋やバーといった飲食店のお客は落ち込んでいますが、いわゆる「家飲み」はまだまだ盛んなようです。

酒豪型遺伝子「60対35対5」

元筑波大教授の原田勝二氏の調べによると、日本人全体の60%が「酒が強い酒豪」、35%が「そこそこ飲めるがあまり酒には強くない中間派」、そして残りの5%が「酒がまったく飲めない下戸」という比率を示す数字なのだそうだ。(酒豪と表現していますから、おそらく清酒でしょうか?)

原田さんは、この遺伝子の型を全国5000人以上について調査し、酒に強い酒豪型遺伝子の出現率を都道府県ごとに割り出しました。最も酒豪が多かったのは秋田(76.7%)で、次いで岩手、鹿児島、福島、埼玉の順。逆に最も酒豪が少なかったのは三重(39.7%)で、次いで愛知、石川、岐阜、和歌山の順で少なかったといいます。

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国税庁の統計情報は、ビール(5%)・日本酒(15%)・焼酎(25%)・ワイン(12%)といった各アルコールの濃度に消費量をかけ、アルコール消費量を比較してあります。(以下、データ出典:国税庁統計情報/参考文献:大阪経済大学)

日本全国でのアルコール消費量は年間7億2289万リットルで、成人1人あたり6.92リットルのアルコールを飲んでいる計算になります。これはビールに換算すると138リットル、日本酒だと46リットル、焼酎だと28リットルになるらしい。

日本一のお酒大好き県は?

全国で最もアルコール消費量が多いのは、鹿児島県で成人1人あたり10.00リットル。以下、東京都、沖縄県、宮崎県、秋田県と続いています。前述の、酒豪型遺伝子説との違いが気になりますね。

一方、最も消費量が少ないのは奈良県で5.09リットル。これは1位の鹿児島県の半分。地域的に見ると九州や東北で消費量が多く、関西から関東にかけての本州中央部で消費量が少なくなっています。

以下は、大阪経済大学経済情報学部の研究資料からのピックアップ

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・長野から北陸にかけてビールの消費量が多い
・発泡酒の消費量は日本の両端から中心に向けて広がっている
・全九州で焼酎の消費量が高く、北陸から関西にかけて清酒の割合が高い
・焼酎産地九州で唯一、佐賀県が日本酒の牙城を守っている
・焼酎は太平洋側、清酒は日本海側の都道府県で多く消費されている
・日本のワインの35%を生産する山梨県が消費量1位で、東京、大阪、京都と大都市が続く

炬燵でロクヨン芋焼酎、桜眺めてロゼワイン、午後の木陰で生ビール、秋の夜長のカッポ酒……

その地の自然風土や伝統文化によって、お酒の楽しみ方や接し方が異なるのは当然。お酒との良い関係が築ければ、田舎暮らしの最高のパートナーになることは間違いありません。
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