「ご出身は?」「お国は?」。初対面同士を一気に打ち解けさせる一言ですね。出身地(県)を知ることで、相手の性格や個性を探そうとしています。県民性は単なる統計で根拠のあるものではありません。しかし、その地に残る固有の風土・文化などが影響して、生まれ育った地域の独特の気質や共通した行動パターンを持っていることは否定できないのではないでしょうか。

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県民性で探す田舎暮らしシリーズ。
今回は、「熊本県人」の体内に組込まれたDNAを探ります。県民性からみた、あなたにピッタリの田舎暮らしを見つけてみよう。

無骨なトレンド・キャッチャー

熊本県人といえば「肥後もっこす」男に、「火の国」女。もっこすとは、質実剛健、頑固一徹といったニュアンスでしょうか。お隣の楽天的な長崎県人と比べて、質素倹約・反骨精神が旺盛な気質。

一方、女性の方は九州の女性らしく男性を立てながらも、火の国女・火山の女と言われるように、しっかり男性をコントロールするという熱いところもあるようです。

「薩摩の大提灯、肥後の鍬形(くわがた)」という言葉をご存知でしょうか。隣接する鹿児島県人と比較されるときに決まって出るたとえです。薩摩はリーダー(大きな提灯)のもと全員一丸になるのに対して、鍬形(兜の正面に飾る飾り金具)の兜をかぶって、みんなが大将であるのが肥後といった意味。見方を変えれば、誰か一人が口火を切ると残りの人はゾロゾロと彼に付いて行くのが鹿児島、オレがオレがと自己主張が強くなかなかまとまらないのが熊本、とも言えるんですが。

鹿児島のリーダーが西郷隆盛なら、熊本の大将は朝鮮での虎退治で勇名を馳せた加藤清正。現在でも親しみと尊敬を込めて「清正公さん」と呼ばれています。築城四百年を迎えた熊本城とも相まって、ローカル色たっぷりの無骨なイメージがありますが、流行にも敏感な面もあります。目新しいことへの興味も旺盛で、好奇心の強い男性を熊本では「わさもん(早生者)」と呼んでいます。

純粋で正義感が強いが、それを上手に表現するのが苦手で内面はとてもナイーブな、もっこす気質。新しいものにはすぐ飛びつきたくなるトレンド大好きな、わさもん気質。郷土を愛し県外への流出者も少ない分、県外者にはよそ者意識があるようですが、打ち解ければ義理堅く情にもろく親密に接してくれるのが熊本県人。「もっこす」+「わさもん」二つの異なる気質が共存・融合しているところが、熊本県の魅力ではないでしょうか。

熊本の県民性は、あなたの田舎暮らしの候補地にピッタリですか?

火の国、実は水の国熊本

◆熊本県のプロフィール

県の約7割が森林で、北部は比較的緩やかな山地、東から南にかけては標高1,000メートル級の山々に囲まれており、その随所に深い谷があり、見事な渓谷美を見せています。西部は有明海と八代海に面し、外洋の東シナ海に続いています。

世界一のカルデラを持つ阿蘇を含む「阿蘇くじゅう国立公園」、大小120の島々からなる「雲仙天草国立公園」と2つの国立公園を持ち、海・山の自然景観に富んだ地形です。

熊本は水の郷でもあります。環境庁選定の「名水百選」に県内から4ヵ所も選ばれており、人口65万人の熊本市の上水道を流れる水も、阿蘇の伏流水など豊富な地下水でほぼ100%まかなわれています。これは全国でも非常に珍しいケース。しかも美味い!地下水を蓄えている地層が天然の浄化フィルターの役目をし、蛇口をひねると「熊本産のミネラルウォーター」がほとばしり出るというわけですね。

雨が多い気候と阿蘇山・久住山という巨大な火山の影響をうけて、日本を代表する規模の大湧水が数多く見られます。それも毎秒500リットル以上の大規模湧泉。1県に1個あればいい方といわれる中、熊本には片手に余るくらい数の湧水が湧き出ています。

環境省の「名水100選」に選ばれた名水が都道府県では最も多く、また熊本市内には、県選定の「熊本名水100選」に、水前寺成趣園(水前寺公園)、江津湖(画図町)、お手水(花園)、八景水谷(八景水谷)、成道寺(花園)、鑪水(河内)、天水湖(河内)の7ヵ所が選ばれています。

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