「ご出身は?」「お国は?」。初対面同士を一気に打ち解けさせる一言ですね。出身地(県)を知ることで、相手の性格や個性を探そうとしています。県民性は単なる統計で根拠のあるものではありません。しかし、その地に残る固有の風土・文化などが影響して、生まれ育った地域の独特の気質や共通した行動パターンを持っていることは否定できないのではないでしょうか。

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県民性で探す田舎暮らしシリーズ。
今回は、男は黙って質実剛健の鹿児島をご紹介。「鹿児島県人」の体内に組込まれたDNAを探ります。県民性からみた、あなたにピッタリの田舎暮らしを見つけてみよう。

ぼっけもん。この強烈なキャラクター

「チェスト~!」と叫び激しく打込む示現流は、一本気の頑固者を自認する薩摩人を象徴しています。チェストというのは、鹿児島弁での気合いや掛け声の一種です。元々は、薩摩藩を中心に伝わった古流剣術の侍が、戦う時に使った掛け声らしいのですが、現在では「チェストいけ!」(頑張って行け!)などと、応援の意味で使われることが多いようです。

もう一つ、「泣こかい飛ぼかい泣くよかひっ飛べ」という言葉もあります。こちらは、考えてる暇があったら実行せよ!という意味。男気を大事にして「議を言うな」と行動を重んじる気風は変わっていないようです。つまり、男たるもの「へ理屈を言うな、文句を言うな、つべこべ言うな」と。利害を省みない潔さ、短気直情型ではあるが一本気で肚のすわり剛胆。鹿児島ではこうした男を「ぼっけもん」と呼びます。

男尊女卑の考えが残っているとか、年長者の影響力が強いといった保守的なイメージがありますが、先輩が後輩の面倒をよくみるといった思いやりのある優しい人が多いのも事実です。無愛想で口べたで照れ屋でお世辞なんか言えない。薩摩隼人は誤解を恐れず、黙って実行あるのみ!

一方、「薩摩おごじょ」と呼ばれる鹿児島の女性は、男尊女卑の歴史からか控え目で気立てがよく、出しゃばることが少なく気持ちが優しい女性が多いといわれています。しとやかな風情ながらも、心根は包容力がありしっかり者。その分、優柔不断な男や軟弱な男は嫌われるとか。しかし、いったん惚れ込むとトコトン付いていき、夫を立てるやりくり上手な主婦に。男性を引き立てつつも上手にナビゲーションするという、これは世界に通じる妻のデファクトスタンダードではないかしらん。

鹿児島の県民性は、あなたの田舎暮らしの候補地にピッタリですか?

◆鹿児島県のプロフィール

日本本土の最南端。南北600キロの温暖で広い県土の中に、美しい島々、桜島などの火山、森林、豊富な温泉など、多彩な自然と、固有の歴史・文化などの観光資源に恵まれいます。最近の沖縄ブームに押され目立たなくなってしまいましたが、鹿児島には世界自然遺産に登録されている屋久島を始め、奄美群島など手つかずの自然が残ってます。トレッキングや釣りなど田舎暮らしの楽しみ方はいろいろ。

豊かな食材に恵まれたこともあって、郷土料理の豊富な土地柄でもあります。なかでも鹿児島の黒シリーズ。400年以上の歴史を持つ黒豚、江戸時代後期から造られている黒酢、全国一のシェアを誇る鹿児島黒牛が人気上昇中ですね。その他、豚骨、きびなご、鰹のたたき、さつま揚げ、地鶏の刺身など。おっと、芋焼酎が呑みたくなりました。

2004年3月には九州新幹線鹿児島ルート鹿児島中央・八代間が開業し、鹿児島と博多間が約2時間10分で結ばれ(博多までの全線開業後は約1時間20分の予定)、アクセスは向上しました。

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