・強肴
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強肴 |
そして強肴は「鯵の博多〆吉野酢掛け」。芽葱による彩りのアクセントも秀逸ですが、計算されたかのような丁寧で繊細な仕上がりは食べるのがもったいないほど見事なるもの。鯵の旨味と酢のしっかりとした利き方が、とりわけ酒を誘います。
・止椀
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新米の白御飯。 |
香の物。 |
〆は、「白御飯」「赤出汁」「香の物」。御飯は、京都郊外にある越畑の棚田で特別に無農薬で作られた米で、これを毎日、精米したものを使われているとのことです。粒のしっかりと立った白御飯は、甘味・もっちり感ともに素晴らしい炊き上がり方。
これに合わせる漬物もまた盛り沢山で、特にラディッシュと茄子が、私好みの軽めの浸かり具合で、御飯のお供として大活躍! もちろん最後は御茶漬けで〆ました。
・水物
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水物 |
水物は、旬の無花果を使った甲州煮。これは無花果を丸ごと甲州ワインで煮込んだ一品です。甘さ控え目でオトナ向けの味わいが嬉しいですね。俵屋のご主人自らが絵付けされた器も可愛く、手作りによる「心配り(おもてなし)」を、改めて実感できる内容でした。
次のページでは、心に残る朝御飯とお弁当を紹介します。