京都グルメ/京都の中華

アルバーチョ チャイナ(2ページ目)

今、京都でもっとも注目したい隠れ家的中華店「アルバーチョチャイナ」。高松の「麻布長江」などで修行されてきた福村シェフが繰り出す、こだわり中華をお試しあれ。

執筆者:麻生 玲央

スパイス使いが秀逸の麻婆豆腐

・麻婆豆腐
麻婆豆腐。
麻婆豆腐
このお店のスペシャリテ的一品でもある「麻婆豆腐」。壺のような器で供され、スプーンで中の麻婆豆腐をすくいながら食べるのですが、「朝天唐辛子」や「花山椒」等の中華スパイスが豊潤さを生み出し、たんまりと入っている粒山椒の存在が、全体の味をシャープに引き締めます。

また、「辛み」として唐辛子が皮ごと入っていますが、無茶苦茶辛いというわけではないので、ベースとなる味わいを辛みに抑え込まれることなく、じっくりと味わえます。さらに、豚肉はミンチではなく、大きめにカットされた豚肩ロースがゴロゴロと入っていますから、食べ応えも満点! 御飯にかけて食べたい逸品です。


・蒸し野菜
蒸し野菜。
ボリューム別にA、B、Cとあり、Aが800円、Bが1,200円、Cが1,500円とお値打ち設定。
全て滋賀産の野菜を使った「せいろ蒸し野菜」! 内容は季節や仕入れによって種類・品数は変わりますが、この日は「うすいえんどう」「玉葱」「人参」「カリフラワー」「金時人参」「菜の花」「蕗の薹」「南瓜」と、盛り沢山な8種類! せいろで一気に蒸し上げたものですので、油も一切使わずにヘルシー。生でも食べられる鮮度と質の高さなので、蒸したてはとても柔らかく甘いのが特徴です。

つけだれ。
三種類の「つけだれ」。
また、つけだれは三種類(日替わり)用意されていて、この日は「アンデスの紅塩」「蕗味噌」「甘醤油」をお好みで。「蕗味噌」は酒のアテにもなりますので、食べ終わっても残しておくといいでしょう。
次ページでは、野菜&鴨料理を御紹介します
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