パティスリー リョーコ (移転前)
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カルフール北側にあるモダンな建物。それが「パティスリー・リョーコ」です。 |
【パティスリー リョーコは東京に移転されました。以下は大阪時代の過去記事となります】
東大阪の栄えある名店第一弾は、ショコラ系ケーキが中心に揃う「
パティスリー・リョーコ(Patisserie Ryoco)」。場所は東大阪の「荒本駅」すぐ。店の近くにはカルフールもあり、帰りに買い物するにも便利な立地です。
今まではキタ&ミナミエリアに名店が集中していたせいで、ノーマークだった東大阪でしたが、「パティスリー リョーコ」のオープンによって、全国からショコラ(ケーキ)好きさん達が押し寄せてくる地域となったのです。
この店のオーナー兼パティシエールは、笑顔がかわいい
竹内良子さん。神戸や京都で経験を積まれた後、フランスへ渡り、数々の名店での修行後、生まれ故郷である東大阪に「パティスリー リョーコ」を開店。
ヴァローナ社の最高級ショコラを使った「ショコラ・モンブラン」や「ボード」(後述参照)などのスペシャリテを始め、ショコラ系ケーキがとりわけ豊富。天才的にハイクオリティなショコラ系ケーキが関西にいながらにして愉しめるわけですから、ショコラ好きにはとってもありがたい一軒です。
では、それらショコラ系ケーキの一端を御紹介しましょう。
◇「ボード」
上に乗っている波状のチョコが印象的な「ボード」。ヴァローナ社のショコラを仕様したビターチョコムース&ミルクチョコムースの2種類による味と香りのバランスが、舌の上で交わり、全体にコク&マイルドさを出していきます。味だけではなく、気品溢れるグレード感も素晴らしく、この店でのベストバイの一つと言えるでしょう。
◇「ショコラモンブラン」
「ボード」と並び、ベストバイとして御紹介するのは、マロンペーストとガナッシュをミックスして作られた「ショコラ・モンブラン」。マロンとショコラを内包した味と香りのバランスの良さ、本場パリレベルの甘さ、そして濃厚ながら複雑なノート、クリーミーな味わいが、特筆物! 誰にでも安心してオススメできる、素晴らしい逸品です。
◇「ボヌール」
何度かの仕様の変化の末、現在の形になった「ボヌール」。ふわふわのムースと共に、ナッツ、そしてダックワーズの三種が口の中で合わさり、絶妙の食感を生み出します。
また、表面にコーティングされたガナッシュも含めて、かなり溶けやすく繊細なので、購入後は保冷剤があるなし関係なく、なるべく早く食べることを推奨します。
◇「サントノレ」
底に敷いてあるパイ生地のサクサク感、そしてプチシュー、カスタードクリームを、キャラメリゼで綴ってあり、輪郭がありながら、全体にまとまりのある味わいとなっています。キャラメルの魅惑的な色艶が、たまりませんね。今回ご紹介したケーキの中で、唯一ショコラ系ではありませんが、これは特にオススメしたい逸品です。
◇「ドルチェ」
マスカルポーネとショコラによる、いわゆるティラミスですね。淡い甘さと澄んだテイスト、さらに舌触りも滑らかなので、いくらでも食べられそうな食後感。色合いのコントラストも印象的です。
◇「エクレア」
エクレアはショコラとカフェの2種類があります。どちらにも共通しているのは、皮部分のしっとりとした食感! 焼き込み加減が絶妙で、かなりシッカリした食べ応えとなっています。中に入っているクリームの香りも力強く、大人味な仕上がり。
◇「モエルーショコラ」
レンジで少し温めてから食べるとベスト。とろとろ感と甘味が際立ち、夢心地の食感が楽しめます。
◇「タルトショコラ」
2種類のショコラを使ったタルトショコラ。サクサクのタルト生地が、どっしりとした二層のショコラを包み込み、一口食べるとそれぞれの風味と食感が口の中で主張し合います。
また、こちらもモエルーショコラ同様に、少しだけレンジで温めると、溶けたショコラがタルト生地に浮かび、また別の美味しさが味わえます。
◇「ヌガーのマカロン」
「パティスリー リョーコ」ではショコラ系ケーキだけではなく、マカロンも必食なのです! この店のマカロンは、よくある乾物のようなマカロンではなく、シットリとした絹を織り込んだような生地。そして澄んだ甘さとヌガーの風味が噛みしめる度に、押し寄せてくるハイレベルな味わいは、関西……いや、日本トップクラスといえるでしょう。
【パティスリー リョーコは東京に移転されました。このページは大阪時代の過去記事となります。移転後のデータは下記となっているようです。】
<DATA>
・店名: Patisserie Ryoco(パティスリー リョーコ)
・所在地:東京都港区高輪3丁目2-8
・地図:Yahoo!地図
・TEL:03-5422-6942
・定休日:水・木曜日