セクシュアルマイノリティ・同性愛/映画・ブックレビュー

意外に感動!見所の多かった『SATC2』(4ページ目)

待望の『SATC2』が公開されました。4人のキャラのはじけっぷりやとびっきりのゴージャスさはそのままに、世の女性たち(とゲイ)に対する作り手の「思い」がジンジン伝わってくるような、泣ける映画でもありました。

後藤 純一

執筆者:後藤 純一

同性愛ガイド

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自称「バカップル」なじゅん(ゴトウのことです)とあさこ(ダンナのことです)のパートナーシップについてお送りする「おまけコーナー」です。

結婚式から4年が経ちました


SATC2を観て、純粋に恋愛で結ばれて幸せに見える女性たちも、実は結婚のことで(パートナーシップにまつわる問題で)悩んでいたりするんだなぁ、ゲイとそんなに変わらないのかもしれないなぁ、と再確認しました。

今年ひさしぶりにNLGRに参加して(次回、レポートをお送りします)、感動の同性結婚式が終わって「いい式だったね~」と友達に言ったら、彼は「じゅんちゃんたちの式を思い出したよ」と言ってくれました。

そうなのです。4年前のNLGRで、僕はダンナと結婚式を挙げたのでした。トランスジェンダーの牧師さんが式を執り行い、大勢の友達が東京から駆けつけて、祝福してくれて…感謝の気持ちでいっぱいになり…一生モノの、かけがえのない経験でした。(その時の模様はこちら

ゴージャスな結婚式を挙げれば幸せってわけでもないし(前作のSATCもそうでしたね)、そんなことしなくても幸せなカップルもいるし、決して「みんな結婚式やればいいじゃん」なんて言うつもりはありません。(それ以前に「相手がいない」って嘆いてる人も、大恋愛が終わって落ち込んでる人も…人生いろいろです)
 
ただ、僕らは式をやって本当によかったと思ってるし、たぶん、いろんな意味でルーズ(またはローズ)な僕がここまで関係を長続きさせてこれたのは、結婚式のおかげでもあると思うのです。
結婚式って(一生に一度かもしれない)大勢から祝福される機会であると同時に、「ちゃんとこの人を幸せにしなきゃ」とか「そう簡単には別れられないぞ」っていう覚悟とか責任感みたいなものが生まれる「けじめ」みたいなものでもあるのです。左手には指輪が光ってるし(悟空の頭の輪みたく)
 
そんなことを考えながら名古屋から帰って来て、「結婚式を挙げて4年になるけど、どう?」とダンナに聞いてみたら、「うーん…」と考え込んだあと、「いてくれてありがとう」と、ひとこと(ダンナらしい)。そうだよね、そのひとことに尽きるなぁ、と思いました。
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