プレゼントの不思議
他にもスコットさんが不思議に思ったことがあります。それは結婚祝いのプレゼント。直美さんの友人たちから何がいいかと聞かれるのですが、今、特に欲しい物はないのだそう。それでも聞かれるので、何が欲しいか伝えるために、わざわざデパートやショッピングモールに探しに行っているそうです。超多忙な中、その時間はもったいないかもしれませんね。「自分たちは何もいらないし、友人たちもお金を使わなくて済むのだから、無しということにすれば両方ハッピーなのに、そういう訳にはいかないんですよね」とスコットさん。
たしかに私たち、そうしてますものね。結婚式にお呼ばれしてご祝儀を包んでいっても、それとは別に、同級生や会社の同僚などで少しずつお金を出し合ってプレゼントを買ったりしています。何がいいか相手の希望をあらかじめ聞くところが、昔より合理的になってきたとは思いますが……。
いちばんの違いは「お金がかかる!」
スコットさんに、日本の結婚式でいちばん「違う」と思うことは何か、うかがったところ、即座に「お金がかかる!」という答えが返ってきました。何もかもが高い、どうしてこんなに高いのか分からないとのこと。そう感じている人は日本人でも多いと思いますけど、結局「お祝い事だから」と割り切って、多少高くても出してしまうんでしょうね。スコットさんの「To do」ノート。するべきことがリストアップされ、済んだら線で消していくのですが、まだまだ消されていない項目がいっぱいです |
その友人は、一緒に長時間の打ち合わせに行ったり、泊まり込みでスライドショーを作ってくれたりと、とても協力してくれるので、本当にありがたいと思っているそうです。でも同じくらい、申し訳なくも感じてしまうようですね。
「結婚式は自分たちのためではなく、彼女の家族のため、自分の家族のためにするみたい」とスコットさん。直美さんは結婚式を「“ありがとう”の会にしたい」とのこと。あと少しで本番です。とにかくストレスをなるべく少なくして、やってよかったと思われるような結婚式&披露宴にしたいとおっしゃっていました。
いよいよ結婚式まで10日あまり! 次回は直美さんの「結婚式までのカウントダウン・ブログ」で、1日1日の様子をお伝えします。
【関連サイト】
All About [結婚式の準備・段取り]
【関連ガイド記事】
今までの体験談シリーズ:
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.1>「インド人の夫の誠実さに感動」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.2>「大雑把さと素直さが彼女の魅力」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.3>「ワーホリと大雪がご縁を呼んだ?」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.4>「親戚の猛反対を乗り越えて」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.5>「不思議と気が合った韓国出身の彼」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.6>「ベトナムを描き続け居場所見つけた国際結婚」