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冬はシングルモルトウイスキーチョコに限る(2ページ目)

12月15日にロッテから山崎12年と白州12年のシングルモルトウイスキーチョコレートが発売される。また来年1月12日にはミニチュア瓶とのセットも登場するが、その愉しみ方を紹介しよう。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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白州シングルモルトチョコはしなやかだ

<山崎12年>ミニチュア瓶&シングルモルトウイスキーチョコレートセット、同じく<白州12年セット>
<山崎12年>ミニチュア瓶&シングルモルトウイスキーチョコレートセット、同じく<白州12年セット>。いずれも¥925
新登場のシングルモルトウイスキーチョコレート<白州12年>だが、こちらのほうが<山崎12年>よりもさらにまろやかな味わいに仕上がっているような気がする。
どちらのシングルモルトも飲みこなしている人にすれば、逆ではないか、と反論されるかもしれない。
山崎12年は花や果実を想わせるエステリーさ、熟した柿のような香味感覚があり、セミビターチョコともよく合う。白州12年は森の蒸溜所が育んだ若葉のような爽快でフルーティーな香味で、山崎12年とは明らかに異なる。
ところがリキッド状の白州12年とセミビターチョコのコーティングが溶け合うと、若葉とかビターとかお互いの主張が上手く中和され、とてもしなやかな味わいとなるのだ。ウイスキーに馴染みのない人も白州チョコならスーッと受け入れられると思う。これが組み合わせの妙だ。

チルドレンズ・アワーはセットがおすすめ

さて来年1月12日にはこのチョコとミニチュア瓶(50ml)のセットが発売される。このセットはデザート・タイムにおすすめする。
肉料理のあとには厚みのある香味の山崎12年セット。魚料理や和風鍋料理のあとには爽やかフルーティーな白州セットというふうに飲み分け、食べ分けるとさらにいい。925円。1,000円を切る価格で、いつもとは違う贅沢気分に浸れる。
飲み方は問わない。できたらストレートで、それからミネラルウオーターを少しずつ足しながらチョコレートと合う好みの味にしていくとよい。もちろんロックやハイボールもいいが、食後であることを考えると薄く延ばすより、濃い目でチョコを口に含んだほうがおいしく感じられるのではなかろうか。
デザート・タイムは子供の頃に戻って、慣れ親しんだ味わいを愉しむのがよいといわれる。それゆえチルドレンズ・アワーとも呼ばれる。子供の頃から慣れ親しんだ甘みのチョコレート、そして上質なシングルモルトが大人のチルドレンズ・アワーを満たす。
食後酒なんて飲んだことがない、ウイスキーはまだ飲んだことがない、という人にはこのミニチュア瓶セットがいい。ああだ、こうだと述べたが、とにかく買いなさい。

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