レモンは「先入れ、軽搾り」
レモンの先入れ、軽搾りがポイント |
これにはつくり方にポイントがあった。
まず角ジョッキにカットレモンを軽く搾り、そしてジョッキの底に落とす。それから氷を入れて、ハイボールタワーから角ハイボールを注ぐ。最初のレモンを軽く搾るというのがポイントだ。
角ジョッキの取っ手にはOJF(親指ジャストフィット)機能のくぼみがあり、軽々と持ちやすい形状 |
そしてそこにレモンのほのかな酸味が溶け込む。「先入れ、軽搾り」の理由がわかる。1対4の比率の場合はとくに、後からレモンを搾ると、やはりレモンの香りが立ち過ぎてしまうのだ。
角ハイボールは甘酸辛の魅力
開発に携わった秋山武史氏(右)と竹内淳氏(左) |
甘酸にほんとうに嫌みなく辛(ソーダの刺激)が加わって後口の良さを増し、食中酒としての効果を発揮しているのではなかろうか。和の居酒屋はもちろんだが、中華料理、パスタ、カレーなどなどいろんな食との相性がよい。これから春の食材とともに味わうのをわたしは愉しみにしている。
ハイボールタワーの開発、ブレンダーも加えた香味開発、さまざまな担当がそれぞれに意見を出し合い誕生した角ハイボール。総合力の勝利だろう。スタンダードなバーで、バーテンダーがつくってくれるウイスキー&ソーダとはまた違う味わいの世界がある。ハイボールタワーから生まれる香味は、ウイスキーを愉しむ世界をまたひとつ広げた。
『角ハイボールが飲めるお店』がもっと増えることを期待する。
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