1対3でウイスキーの旨味たっぷり
自宅で実験用に使用したウイスキーはシングルモルト白州10年。これはいま、ソーダ割りで最も私がはまっている一瓶だ。やはりザ・プレミアムソーダがいい。1対3の割合で飲んでみたが、ウイスキーの延びがよく、本来の旨味を損ねることなく爽快感をもたらしてくれる。
ただあまりにもキレイに延びるので、氷を入れると氷が邪魔くさく感じられてしまう。だからといって氷を入れないと、小さなタンブラーで愉しまない限り、いくら液体が冷えていても途中でぬるくなってしまう。チェイサーにもOKというきれいさがゆえに、また別の問題が生じる。
『ザ・プレミアムソーダ』で割ったウイスキー&ソーダは最高の味わい |
まあ、とにかくプレミアムソーダは、ウイスキー&ソーダのためのソーダなのだ。前回の“私の好きなカクテル”で、ハイボールは何でもやっちゃえ的なニュアンスがあるといったが、プレミアムソーダはレモンピールなんか必要ない、ウイスキーの旨味をゴクッゴクッとシンプルに味わうために登場したのだ。
自分の好きな飲み方を見つけよう
さてウィルキンソンとクラブソーダだが、こちらはハイボールのためにはいいかもしれない。白州10年の1対3で試すと、後口にプレミアムソーダでは感じなかった渋味、苦味といったものを感じる。だがこの渋味や苦味も、レモンピールを擦ることによってそのフレーバーでマスクされ、また違う世界の味わいを生む。つまりカクテルとしての味わいになるのだ。
ただウィルキンソンとクラブソーダのどちらがいいかと問われれば、やはりウィルキンソンにするな。これはまったくもって私の好み。理由を言えとおどされたなら申し上げるが、クラブソーダをけなすように感じられると嫌だから書かない。優劣をつけたりランキングというものが私は嫌いだし、嗜好品だから自分の好きなものが一番なのだ。
だからプレミアムソーダも、レモンピールを入れたっていい。私はあくまでウイスキー&ソーダで愉しみたいのだが、皆さんはお好きなように。
前回の私の好きなカクテル『ウイスキーソーダとハイボールの違い』も是非、ご覧いただきたい。