特集1は和洋中の50店を紹介した“3000円台粒選りコース”。
特集2は関西で人気の27軒からみた“パンの楽しい現在形”。
関西の飲食情報を得るならこの雑誌を手に入れるのが一番だ。
Copyrighted:株式会社クリエテ関西『あまから手帖』
さて、酒呑の道を愉しむ者ならウイスキーだ、やれ焼酎だ、ワインだ、と大騒ぎしないこと。それぞれに、時間、場所、人を選んで上手に愉しむべきだ。
たとえばウイスキーと焼酎の関係。食前にブレンデッドウイスキーの水割りやソーダ割りを愉しみ、食中に焼酎に移り行き、食後はシングルモルトウイスキーで締める、そんな飲み方だってある。
ただのミーちゃん、ハーちゃんになって、ブームに乗せられて大騒ぎしないで欲しい。旨いものは旨い。好きなものは好き。飲み方を見つける、ただそれでいい。
シングルモルトがブームだが、私には危機感がある。やたらマニアックになり、ひと頃のワイン・ブームのように、何やら七面倒な酒となりつつある。カタログ的な情報通が増え、スコットランドの蒸溜所巡りのツアー・コンダクターにでもなるのか、みたいな人がたくさんいる。こうなってくると飽きられてしまう。
どうかウイスキーはおいしくていいものだ、とみんなが気軽に愉しめる酒であって欲しいと願う。
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