イタリアンメレンゲで作る「どら焼」

どら焼
「どら焼」と「ふんわり蒸しどら」。
季節の味も含め、
10種類ほどが店頭に並ぶ。
続いては、同店の定番人気の「どら焼」。季節のどら焼や「蒸しどら」も合わせ、10種類以上が並びます。どら焼の皮だけ試食すると、素直で優しい味わい。米粉も入るためか、ふんわりした中にもわずかな弾力があり、しっとりとしています。

ちなみにどら焼の皮は、卵白に熱いシロップを加えて泡立てる「イタリアンメレンゲ」で作るとのこと。コシが強いため、ふっくらと焼き上がるそうです。

どら焼
「素などら焼」。
自家製の粒あんは、
風味があり、ふっくら。
数あるどら焼の中で、まずおすすめしたいのは、自家製の粒あんを挟んだシンプルな「素などら焼き」。優しい風味の皮と、まろやかな粒餡が、よい具合に馴染みます。

そして季節限定のどら焼にも注目です。6月は梅餡入りの「梅どら」、夏は枝豆餡の「枝豆どら」、過去には「トマトどら」などユニークなものも登場したそうなので、見逃さないよう度々訪ねたいものです。

逸品! 「かりんとう饅頭」

かりんとう饅頭
「かりんとう饅頭」
土日限定の味。
ぜひ出来立てを楽しみたい。
芳ばしさが後を引く。
取材を終えて後日、土日限定の「かりんとう饅頭」を求めて再びお店を訪ねると、新作のどら焼が数種類目に付きました。早速試した「ヨーグルトどら」は、白餡とヨーグルトの組み合わせが目からうろこの好相性でした。

「かりんとう饅頭」の食欲をそそる芳ばしい香りが満ちた店内で、「続々と新作を作っています。」と嬉しそうに話す酒井氏を、「研究熱心」と表現しようとしたのですが何だかしっくりこない。そうだ、「とにかくお菓子作りが好きで好きで仕方がない」。そういうことなのだ、と一人納得しました。

今、私たちが口にする和菓子の多くは江戸時代に完成したとされます。新しい機材、色々な種類の食材がある現在。「新しいものができんでどうする」という気持ちもあるとのこと。同店のお菓子を口にするとき、高揚したような温かな気持ちに包まれるのは、酒井氏が楽しみ、ワクワクしながら作っているためなのかもしれません。

ちなみに「かりんとう饅頭」ですが、ひとくち食べて、私はその虜になりました。芳ばしさが深いのです。

お遍路さんのように「菓子遍路 一哲」

なすがままに
地元野菜「寺島茄子」の復活にちなむ
最中「なすがままに」。
小倉餡入りと、レモン風味の黄身餡入り
四国出身の酒井氏。自分の求める味、お客様の求める味に巡り合いたい、と四国の巡礼者「お遍路さん」にちなみ、店名を「菓子遍路 一哲」としたとのこと。定番の味を愛する人も、ユニークな味に出合いたい人も、ぜひ訪ねてほしいお店です。

現在も各地で和菓子講師を務める酒井氏ですが、月1回、店舗近くで一般の方々向けの和菓子教室を開催しています。20名ほどと参加人数は限られますが、ご興味のある方はぜひ店頭で尋ねてみてください。


<店データ>
「菓子遍路 一哲」
本店所在地: 東京都墨田区東向島4-29-6 アラモード東向島1階
電話番号:03-6657-2962
FAX:03-6657-2963
営業時間: 10:00~19:00
定休日:水曜日
地図:Yahoo!地図情報

◇7月のお菓子教室開催概要(店頭でご予約ください。)
開催日;2010年7月25日(日)
時間;17:00~19:00
会費;1,000円
品目;「上生菓子」2種類(「あさがお」・「とんぼ」)、「みつ豆」
※各2個・計6個を指導のもと、各自で制作
定員;20名
場所;向島中学校・3階調理室(東向島駅より徒歩約5分)
持ち物;エプロン、薄いハンカチ(茶きん絞り用)
備考;男女年齢問わず参加可能。ただし、小学校3年生以下は保護者同伴。

◇予算一例:
「菓子弁当」毎月1日・11日・21日のみ販売。数量限定。価格は月ごとに異なる。
(ex;6月の竹皮の籠入り「菓子弁当」1折り980円)
(ex;7月の簡易箱入り「菓子弁当」1折り880円)

「素などら焼」「生どら焼」「こし生どら」「緑茶生どら」「ヨーグルトどら」各1個150円
「栗どら焼」「チーズどら焼」1個180円
「ふんわり蒸しどら」(紅茶・コーヒー・抹茶)各1個150円
「水ようかんプリン」1個180円(夏季限定)
「かりんとう饅頭」1個80円(土・日限定)
(以上税込)

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「松屋菓子舗」鶏卵素麺の遥かな旅
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