「風土菓　桃林堂」可愛い、めでたい小鯛焼(2ページ目)

「小鯛焼」

平成４年に誕生した 「小鯛焼」 今では青山店では１番人気

「五智果」が通好みなら「小鯛焼」は万人に愛される味。手のひらですっぽり包める可愛らしいサイズと愛嬌のある姿は、誰からも「かわいい！」と喜ばれます。

ふんわりした生地の 「小鯛焼」

カステラのようなしっとりした生地に入っているのは丹波大納言の粒餡。この贅沢な餡が、小鯛焼をちょっと特別なものにしています。私の好きな食べ方は、買った日はそのままで、翌日はオーブントースターで表面がカリッとするまで焼くというもの。

中の餡も熱々になり、そのまま頂くのとはまた違った美味しさがあります。ぜひお試し下さい。おめでたい「小鯛焼」はお正月のご挨拶にもぴったり。お店は年内31日まで営業していますが、年末は予約でいっぱいということも多いそうです。せっかくお店に行ったのに買えずにがっかりということがないよう、ご予約をお忘れなく。

皮の部分には 本物のかぼちゃの皮を、 中身には実を使う「かぼちゃ」

最後に冬にお勧めの上生菓子２種類、「かぼちゃ」と「赤かぶ」をご紹介。「かぼちゃ」は、カットすると中にはオレンジがかったかぼちゃの実の色が。「赤かぶ」はカットすると、ビーツと白餡を煉り合わせたはっとするような鮮やかな赤色がのぞきます。

「赤かぶ」上品な 白い薯蕷煉切の中は 鮮やかなビーツの赤

しっかりとかぼちゃの風味を生かした「かぼちゃ」とねっとりと舌触りの良い薯蕷煉切の「赤かぶ」をいただき、自然の風味が生きているなあと言いながらはたと気が付きました。そうか、そもそも野菜や果物の砂糖漬けを看板商品に掲げる「風土菓　桃林堂」、野菜の使い方が上手いはずです。

和菓子を贈る機会が多くなる年末年始。私が和菓子を贈るときは、相手の方の好みや家族構成、趣味などを考慮して、ちょっと話題性のあるものを選びます。そしてもう１つ。私自身が食べて美味しかったものを選ぶのも大切なポイント。和菓子の良さは、食べてみないと分からないと思うのです。皆さまもぜひ、味見をしてから贈るお菓子を選んでください！

＜店データ＞
■ 「風土菓　桃林堂　青山店」
「桃林堂」
所在地：東京都港区北青山3-6-12　みずほ銀行ビル1階
TEL：03-3400-8703
営業時間：10:00～19:00
定休日：１月１日～３日を除く年中無休
東京メトロ千代田線ほか「表参道」駅B４出口よりすぐ

◇予算一例： （※上生菓子は季節によって変わります）
「小鯛焼」２個函入り525円～
「五智果」１包70g入り840円～
「かぼちゃ」１個315円（10月～3月）
「赤かぶ」１個336円（11月中旬～2月中旬）


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