ワイン/ワインバー・レストラン

ナニワのカリフォルニア!? 『スープル』(4ページ目)

ワインショップ『ワッシーズ』がワインバーを併設。自社ビルを建て替えて、広々としたカリフォルニア風ワインバーをオープン。大阪・天王寺の『スープル』は料理も文句ナシ、コストパフォーマンスも最高!!

執筆者:橋本 伸彦

ボリュームを愉しむ

先のベーシックなつまみから、もう少ししっかりとした料理に移ろう。メニューをめくって、これはと思うものから注文していくのがここでは楽しい。頃合を見計らって、メインとなるパスタや肉などを注文して、余裕があればデザートに進めばいいのだ。

厚手にスライスされたパテにニンジンなど野菜のピクルスが添えてある
『茶美豚(チャーミートン)パテ・ド・カンパーニュ』
鹿児島県でカテキンとサツマイモを与えて育てた銘柄豚『茶美豚(チャーミートン)』を使ったパテは、ピンク色を帯びてしっとりと口の中でほどけていき、脂がワインを呼ぶ。ワインをひとくち飲んでから、野菜のピクルスを合い間につまんで、またパテに戻り、そしてバゲットをほおばる……これが止まらないのだ。幸せな幕開けである。

パスタも抜かりなし

尾の部分だけ殻を剥かれた頭つきのエビが乗ったスパゲティー
『天使の海老とアスパラソバージュのトマトスパゲティー』
高級店も御用達というニューカレドニア産『天使の海老』を使ったスパゲティーは、海老の自然な甘味と旨味がじゅっと口中に広がる。さらさらとしたトマトソースが歯応えのあるパスタにうまくからみ、具材の味わいを引き立てる。パスタ、ソース、海老とそれぞれの火の通しが適切で、瑞々しい一皿である。

ここで考えた。とかく「ワインに合わせる料理」というと、油脂たっぷりの濃厚なものが連想されがちである。しかし健康を考え、幅広い料理とワインの組み合わせを考えるとこうしたさっぱり目の料理にメリットがあるのではないか? 

スープルの料理にはあくまで適度な油脂と爽やかさがバランスを取っており、野菜の味わいも配される。こうして、合わせるワインを選びすぎない料理となるよう配慮されている。

メインディッシュは豪快な炭焼き!>>
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