新春ワインの条件とは?

年頭ほどゆっくりとワインが飲まれる時期もないのではないだろうか?年末の慌ただしい雰囲気とは打って変わって、年も改まり爽やかな気持ちで飲むワインは格別である。さて、何を飲んだものだろうか?

昨年と同じような分野で集中的に飲みたい人も多いだろうが、ここはぜひ新しいワインに挑戦して頂きたい。昨年のテイスティングから、5,000円以上とやや値段は張るものの各国を代表するようなワインをセレクトしてみた。

今年が飲み頃に差しかかっていて、これからさらに熟成するワインばかりである。今飲むならじっくりと時間をかけて向き合って欲しい。今年一年のプランでも練りながら…

スクリューキャップのほうが旨い

シャルドネ種の『ピカデリー』リースリングのラベルは青
オーストラリアのスクリューキャップ推進派の急先鋒、ジェフリー・グロセット氏。彼が造るワイン、特にリースリングは間違いなくこの国でトップクラスである。おそろしく上質なワインを造る男が「スクリューキャップがいい」と言って自分のトップワインをスクリューキャップでボトリングし始めたのだから、何より説得力がある。

リースリング『ポーリッシュヒル』というキュヴェは、粘板岩でやせた土壌の畑で出来るブドウを使用。涼しいクレアヴァレー地区のなかでも標高が高くブドウの熟成が遅い。きりっとしたミネラル感があり、2000年ヴィンテージは素晴らしい芳香を併せ持つ。これで5,000円前後で売られているのだから安すぎるくらいだ。近年の他のヴィンテージなら、若いものより数年経ったものを試すと深みが増しているだろう。

2000年ポーリッシュ・ヒル リースリング(グロセット)クレア・ヴァレー、南オーストラリア州、オーストラリア
2000 Polish Hill Riesling (Grosset) Clare Valley, South Australia, Australia
税込参考小売価格:5,250円
輸入元:ヴィレッジセラーズ


・ Page1 リースリングとスクリューキャップ
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