素材の味が生きる

3つのミニフライパン型陶器皿に赤・黄・茶色の料理が盛り付けられる
『3種の野菜のオーブン焼き』
ディナーメニューは、つまみ、前菜、野菜料理、ピザ、パスタ、米料理、肉料理、デザートまで、合計70品目以上ある。『天使の海老』などのブランド素材や、「自家製」「手作り」を明記したものも多い。コースやセットは設定されていないから、好きなものを好きな順番で食べればいいのである。

深夜の時間帯はバーメニューのみだが、おつまみそして冷菜などの簡単な料理が選べる。(ちなみにランチの時間帯には、パスタかピザにサラダとデザートが付く1,500円のセットが供されている)

さて、ひとまず何かつまんでみよう。塊からくり抜いたばかりのパルミジャーノは香りがふうわりと立ち昇り、旨味が濃厚である。普通のバゲットと別に、炭火でバゲットを網焼きにしたものがある。添えられたオイルをつけて天然塩やおろしチーズをまぶして食べる。シンプルながら香り高く、これだけでもワインをしっかりと引き立てる。小皿に盛られた3種の野菜のオーブン焼きをつまむと、野菜の甘味と個性が際立つ。

ニューワールド愛好家の理想郷

ワインはカリフォルニアなどの比較的新しい産地が大半だが、さきのドンペリニヨンのようにヨーロッパのワインも置いている。グラスはツヴィーゼル社の『ディーヴァ』を使用。擦りガラス状に店のロゴを彫り込んでいるが、こうしたスタイルは北米などでよく見られるものだ。グラスの形状は20種類も用意されており、ワインによって使い分ける。

手前に数多く並ぶワイングラス、奥には抜栓してコルクやストッパーでふたをしたワインボトルが林立する
ピカピカに磨かれたグラスと適温に冷やされたワインが注文を待つ

ワイン選びに困ったらマネージャーのソムリエ・藤次洋貴氏をはじめとするスタッフが、それぞれの経験から考えて勧めてくれる。この日はグラスで何種類か飲むことにする。白はニュージーランドはダニエル・シュスターのソーヴィニヨン・ブラン、カリフォルニアからはクラインのルーサンヌ&マルサンヌ種ブレンドを頼む。ともにきりりと冷やされて、初夏の1杯目に申し分ない。

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