中国茶/中国茶関連情報

今年も「大紅袍」が戻ってきた!(3ページ目)

去年話題をさらった「大紅袍」。今年は「老叢水仙」、「武夷肉桂」のラインナップを加えて限定発売開始です。

執筆者:平田 公一

三本を飲み比べてみる



味わいと香りの違いがそれぞれの特徴


さて、今回発売されるこの三本の武夷岩茶を飲み比べしてみました。

「大紅袍」は、去年以上に口当たりが良く、飲んだ後の口に残る香りが非常に華やかだといえます。ペットボトルの烏龍茶では感じられない、奥深い花香りを感じることが出来ます。

口当たりもすごくよくて、これだったら中華料理のみならず様々な料理に合わせることが出来ると思います。たとえば、フレンチ料理にワインの代わりに、あるいは和食に日本酒の代わりに。高級な料理にももちろん負けない味わいがあります。

一方、新発売になった「老叢水仙」。水色は3つのお茶の中で一番濃い色をしており、そして味のコクは一番深いといえるでしょう。水仙種特有の渋みが優しく口の中で広がる感じがします。暖めても、それほど甘い香りはたちませんが、味わいを楽しむお茶として、これも様々な食材とともに楽しむことが出来ることでしょう。

最後に「武夷肉桂」です。これも口当たりが「大紅袍」と同様とても良いお茶です。大紅袍よりすっと体に入っていくアイソトニック感があります。華やかな香りが立ち上がるお茶で、ほんのりと口の中に戻ってくるふんわりとした甘さがあります。非常に上品で、甘い洋菓子とのマッチングも、あるいはしっとりとした和菓子とのマッチングも良いお茶といえるでしょう。

「大紅袍」、「老叢水仙」、そして「武夷肉桂」をそれぞれ比較すると、このように茶葉から淹れたのと同じように、それぞれのお茶の特徴をとても良く引き出してして、それぞれ違ったお茶として際立った表情を見せてくれます。普通のペットボトルの烏龍茶とはちがい、一気に沢山飲むようなお茶ではなく、さまざまな料理やスイーツなどと一緒に、お茶自体も楽しみたい時にうってつけです。

それぞれの場面に合わせて、是非セレクトしてみてください。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます