おいしい烏龍茶を求めて
ピュアウーロンの店内
ピュアウーロンは、オーナーの北川裕子さんが、台湾省茶農家を訪ねて納得のいく烏龍茶のみを仕入れ、販売しているお店です。
北川さんと台湾茶との出会いは、お勤めしていた時代、大好きなカフェ巡りをしていたとき。出会ったお茶は「文山包種茶」だったそうです。もともと疲れを癒すリラックスアイテムが「お茶」だったので、茶杯を口に運んだ時、飛び込んできた新鮮な香りのバリエーションが強烈に心に残ったそうで、すっかり魅了されてしまったのだとか。
それがきっかけで台湾茶にどんどん引き込まれ、ついには東京の問屋さんに「烏龍茶を知りたければ台湾へ行きなさい」と背中を押され、単身台湾茶農家さんを訪れたのだそうです。
茶農家では、茶場工場の2階で寝泊させてもらって、茶葉の加工過程も確認。最初ただの青臭い葉っぱだった茶葉がだんだんと花のような色を持った香りになり、まただんだんと茶葉が熱を持ちホカホカした中で甘いふくよかな香りに変化し、まるで宝物の中で眠っているようだったそうです。
そして今のお店を開いたのが5年ほど前のこと。天気のこと・最近有ったことなど開けっ広げに声を掛け合う人間くさい雰囲気が気に入り「人情横丁」にお店を出しました。
毎週台湾の茶農家の方々と電話で連絡を取り、お茶の状況のみならず、さまざま情報を入手しています。その情熱は、まさに脱帽!。そんな北川さんが扱うお茶は、台湾の美味しいお茶ばかり。しかも、とてもリーズナブルなのが嬉しい限り。
講習会もできるお店のスペース
北川さんは、お客様との「茶縁」を大切にし、新潟は夏は蒸し暑く冬は道路が凍るほど寒くなる土地柄のためその季節や体調に合わせて、お茶選びのお手伝いもしています。
また、北川さん自身とても勉強家で、インストラクターの資格も取得されており、台湾茶講座や茶藝講座を開設しています。講座では、当初、「台湾茶の美味しさ」が上手く伝えられず苦労することも有ったそうですが、毎回個性の違うお茶を試飲していただいたり茶芸で淹れてみる「体験型講習会」として、カルチャーセンターや中国茶サロンなどを開いています。
北川さんは、茶農家との親密な関係を維持しているので、珍しいお茶や情報が提供され、受講者にとても人気です。
イベントにも積極的に参加されており、この夏好評だった「台湾茶祭り」を“冬”も企画中だとか。
また、北川さんは様々な試みにチャレンジしています。すでにAll About[中国茶]でもご紹介していますが、夏の時期限定で、おいしい烏龍茶などを使ったジェラートを開発し販売しています。
通信販売でも一部の商品を購入することが出来ますが、やはりピュアウーロンは北川さんから様々なお話をお聞きするのがとても楽しいお店です。またお店には、通信販売に無いお茶もあれこれと取り扱っていますので、新潟に立ち寄った際は、是非直接お店を訪問して欲しいと思います。
中国茶・台湾茶販売「PURE OOLONG(ピュアウーロン)
住所:新潟市中央区本町通6本町中央市場商店街内
電話:025-225-5312(FAX共用)
営業:10:00~18:00(平日)
12:00~18:00(土日祭日)
定休:水曜日(他の日も定休となることがあります。)
HP:http://www.pure-oolong.com/