倣古壷はすばらしい!



倣古壷はこんな茶壷です


中国茶に嵌ると、使い勝手の良い茶壷が欲しくなります。そしていくつか茶壷を入手すると、さらに気に入った形の茶壷があれこれと欲しくなるから不思議です。

ガイドひらたは、実は非常にオーソドックスな「倣古壷」の大ファン。ついついネットショップなどで形の良いものを見つけると、ポチっと購入ボタンを押したくなって、その都度自分を引き止めるのが大変になります。

倣古壷は、写真を見ていただくとわかるように、胴の大きさと比較すると大きめに作られた口とやや扁平した形が特徴のシンプルで使い易い形状の茶壷です。

非常に伝統的な様式で、球を主体にした茶壺の中でも一番多い幾何型(光貨)に分類される茶壷で、その発祥は不明ですが、清朝(道光~同治)時代に活躍した邵大亨という作家がつくった宜興陶瓷陳列館に収蔵されているものが一番古いのではないかとも言われています。

じつはこの茶壷、口が大きいため、入れる茶葉を選ばないという万能な茶壷でもあり、嵩の大きな茶葉も入るし、湯も注ぎやすく、さらに茶ガラも捨てやすいという特徴もあります。

手ごろな1500ccサイズから、紅茶のポット?と思えるほどの大きなサイズの作家ものまでバリエーションも豊富。



海風號の倣古壷


宜興茶壺の代表的なデザインであることから、過去歴代の作家によって手がけられてきた形でもあります。

古いものでは、邵大亨以外にも程寿珍(1858年~1939年)、周永福(清朝末期)、汪寅春(1897年~1977年)などをはじめ、顧景舟(1915年~1996年)、徐漢棠といった近代の有名な作家も手がけており、現代においても、多くの作家が作っている茶壷です。

そんな倣古壷に海風號で出会いました。