中国茶/中国茶関連情報

喜喜茶(きちゃ)のお茶の楽しみ方(3ページ目)

奈良で3年前から出張茶館を始めた藤永絵美子さん。その喜喜茶でのお茶の楽しみ方や取り組みなどをお聞きしました。

執筆者:平田 公一

茶藝だけでなく、茶道やお茶作りも



「これからもお茶作りは続けて行きたいです」と藤永さん


10年前は、無茶空茶館ぐらいしか中国茶を学べるところは関西ではなく、藤永さんはそこに通い始めましたが、無茶空茶館のレッスンは、単にお茶の淹れ方を教えるだけではなく、季節のしつらいなどを大切にされたレッスンだったので、彼女はすっかり魅了されてしまいました。

「無茶空茶館のレッスンがとても好きだったので、他で学ぼうと思うことはなかった」とおっしゃる藤永さんですが、もちろん知識はより深める必要があると、様々な本からも学んだそうです。

その探求の道のりで、むしろ日本のお茶について学びたくなった彼女は、その翌年から茶道の教室に通い始めました。

「お道具などに中国からの影響があること知ることも面白く、何より季節にあわせてお茶を供する空間を表現するところはやはり日本ならでは。「道」ですので技術を学ぶというより己に向きあうというところも好きで今も学び続けています。」という彼女。



大和茶ウーロンを仲間とともに


ここ数年は、台湾に毎年お茶作りにいったり、また大和茶の本場奈良というちのりを生かして、地元のお茶で半発酵茶を製茶したりして、お茶をさらに探求されています。

そして、「いずれは小さくてもいいから自分の茶園が欲しい」とおっしゃる藤永さん。いろいろとお話を伺っていると、肩に力が入っていなくて、とても自然にお茶と向き合っているのだなということがわかります。

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