第2章「中国茶の分類と名茶」



第2章「中国茶の分類と名茶」


さて、第2章は「1 中国茶の種類(六大分類)」として、緑茶から黒茶、再加工茶の概要や製茶方法の用語などが解説されています。ここでのまとめは本当に概略ですが、その細分類は後に説明されています。

「2 中国四大茶産地地区」は、中国の四つの区分が解説されています。私が以前「中国茶の産地-4つの茶区」でご紹介した区分と若干違いますが、その産地の特徴がまとめられています。

「3 中国の主要名茶」では、13種の主要茶の概要が、「4 その他の主な名茶」ではさらに追加的に9つの茶の概要が紹介されています。

お茶の解説は、やや種類が少ないのですが、それぞれの茶の説明には覚えておくべき内容がきっちりと記載されていますので、これを手がかりに、他の茶の概要も読者が要領よく自分なりに取りまとめ記憶していけば、かなりの茶の概要を見につけることが出来るでしょう。

また「5 中国六大分類茶と再加工茶の詳細について」は「1 中国茶の種類(六大分類)をさらに踏み込んで細分類を紹介しています。これも覚えておくべき内容なので、はずせません。

第3章「中国茶をおいしく飲む方法」



第3章「中国茶をおいしく飲む方法」


第3章の「1 お茶の淹れ方」では、具体的なお茶の淹れ方ではなく、お茶を淹れる際の湯の温度やむらし時間、器具や水の選択などがまとめられています。

注目すべきは、「湯量が茶湯の味に与える影響」として、茶葉を3gに対し湯の量を変えて入れた場合の味わいの違いや、抽出時間を5分とした場合、湯の温度の違いによる抽出物の比率が表でまとめられているところでしょう。ああ、条件が違うとこんなにお茶って違うのかということが目でわかるのは、おもしろいなあと思いました。

「2 茶器を選ぶ」では、紫砂茶器野概要、手入れの仕方、時代による茶器の変遷などがまとめられています。ただ、紫砂茶壷自体の説明がややコンパクトすぎる点と、他の茶器については触れられていない点が残念です。

「3 茶葉を選ぶ」では、お店でお茶を買うときに必要な注意点や茶の等級が掲載されています。実際に中国のお店で販売されている龍井を例に取り、等級や種類による価格の違いなどが説明されているのは理解しやすく分かりやすいです。

「4 茶葉の保存」では、茶葉の性質を明らかにした上で、いくつかの保存方法についてまとめられています。季節による茶葉の特徴まで記載されていて、痒いところに手が届くといった感じでしょうか。