珍しい茶葉にも出会えたりする
茶言葉
各種台湾茶を扱う茶言葉
さて、デザインの綺麗なパッケージを並べているのが茶言葉である。
ブランド名である「茶言葉」とは、茶それぞれに、そのお茶の持つイメージを言葉として付けたこと、そして「言葉」はコミュニケーション、交流という意味も持つことから、「お茶で世界とコミュニケーションする」と言う意味も込めて付けられたものなのだそうだ。
実際展示されている茶葉には、それぞれ東方美人茶＝「愛情」、文山包種茶＝「純粋」、凍頂烏龍茶＝「明晰」といった茶言葉が付けられている。
ここでは、有機栽培による手摘みのお茶を中心に扱っており、従来は卸を中心に展開してきたのだそうだが、最近オンラインショップも始めた。また、横浜中華街の横浜大世界3階に「茶茶」という中国茶カフェも展開している。
代表の鄭さんがチャイナドレスでにこやかに迎えてくれるので、立ち寄ってみよう。
明山茶業
老舗卸の明山茶業
言わずともしれた老舗の卸売り専門店、明山茶業も、OZONE夏の大茶会では常連である。
中国茶専門店がほとんどなかった10数年程前には、中国茶フリークは必ずといっていいほど、この会社の門を叩いたものだ。卸売りにもかかわらず、とても親切に対応してくれた社長の砂押さんがいたから、日本での中国茶の幅が広がったといっても過言ではない。
今回、ここでは凍頂烏龍、東方美人といった台湾茶から、蜜蘭香単叢、ライチ紅茶、プーアル茶まで、中国茶全般を満遍なく展示している。
また、ティーボトルやワンカップティーメーカーといった台湾の茶器類も扱っているので、立ち寄ってみて欲しい。
中国名茶房 茶縁
千年古樹を扱う茶縁
茶縁は、藤飛さんが「本当の中国茶の魅力を伝えたい」という思いから宇都宮でオープンした茶館である。現在はオンラインショップや卸なども展開しているが、ここでのお薦めはなんといっても、雲南省の古茶樹から作られたプーアル茶だ。
千年古樹の魅力にはまった藤飛さんが以前から雲南省を歩き、集めた生茶の餅茶をここでは展示している。
その中でもお薦めは「紫芽」。茶葉の芽が紫色をしていることから、この名前がついたらしい。これを茶餅にして寝かせたもの。雲南大葉種特有の奥深いうまみが感じられるお茶だ。
しかも、価格は数年前から据え置きというのだから、藤飛さんのまじめさが伝わってくる。
千年古樹のプーアルが体に効くのは、藤飛さんが自ら体験済み。しかし、「人によって効果は違うし、なによりも楽しんで飲んで欲しい」と、効能ばかり先行する茶の売り方には懐疑的。
「美味しいものを毎日飲んで、知らない間に健康になっているのが一番ですよ」と藤飛さんはいう。たしかに、茶は美味しく飲むのが一番だと、藤飛さんの爽やかな笑顔を見ならがそう。
その他
常滑の茶器を扱う錦園
今回は時間の関係で取材が出来なかったが、その他にも、奇古堂エコ茶教室や清品茶房 茶通なども地下一階の中国茶・台湾茶ブースが集中しているあたりに出展していたので、立ち寄ってみると良いと思う。
また、６階には日本茶の店だが中国茶にも使える常滑の急須や蓋碗を扱う錦園も出展している。日本茶の品種のお茶をいろいろと取り揃えているので、日本茶の魅力にはまるのもいいのではないだろうか。
また、ティーマーケットでは、紅茶、日本茶、ハーブティーなどの店も各種出店しているので、立ち寄ってみるといい。なにか新しい発見が有るかもしれない。
OZONE夏の大茶会
会期：2007年7月12日（木）～7月17日（火） ※会期中無休
時間：10：30～19：00 会場：リビングデザインセンターOZONE（OZONE全館）
新宿パークタワー1F、
地下1Fパークタワーアベニュー等
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー
主催：リビングデザインセンターOZONE
入場：無料（一部有料予定）
ＨＰ：http://www.ozone.co.jp/
