黄茶(huang cha)
霍山黄芽(安徽省) |
性質は「緑茶」と「黒茶」の中間で、どちらかというと「緑茶」のほうに近い位置にあり、「黄湯黄葉」が特色と説明されています。
芽だけを使った「黄芽茶」(君山銀針、蒙頂黄芽など)、若葉でつくる「黄小茶」(北港毛尖など)、少し大きくなった硬い葉を用いる「黄大茶」(霍山黄大茶など)の3つに分類されますに区分できます。
製造工程が他のお茶とは異なり、「悶黄(もんおう)」という湿った茶葉を放置し意図的に軽発酵させる工程が加わっています。
北港毛尖(湖南省) |
悶黄の作業は1回だけの場合もありますが、独特の香りを出すため、数十回ほど繰り返し行われる場合もあります。
採摘(茶葉を摘みます)→殺青(発酵を止めます)→揉捻(茶が出やすいように揉みます) →初[火共](軽く乾燥させます)→悶黄(菌で発酵させます)→復[火共](再度火入れをします) →悶黄(再度、菌で発酵させます)→乾燥(仕上げの乾燥をします)
発酵度:弱後発酵
香 り:果物
代表茶:君山銀針(湖南省)、蒙頂黄芽(四川省)、
霍山黄芽 (安徽省)、温州黄湯(浙江省)など
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