中国茶/おいしい中国茶の入れ方

中国茶、香りの世界・味わいの世界 香りに酔いしれる(2ページ目)

中国茶の魅力は、とてもたくさん。その中でも、「香り」は特別なものでしょう。中国茶の香りを楽しめるためのコツ、お教えしましょう。

執筆者:平田 公一

香りを出すお茶の淹れ方


さて、お茶ごとにさまざまな香りがあることは分かりました。花、果実、土、草。さまざまに喩えられるそれらの香り。これらをうまく引き出す方法はあるのでしょうか?

特に中国茶専用の道具がなくても中国茶の香りを引き出すことが可能です。青茶を使って2つの手軽な方法をご紹介しましょう。

1.家にある急須を使って淹れる

日本茶用の普通の急須と
煎茶茶碗数個
磁器の茶杯で香りを

  1. まず、急須(150cc~200cc程度の大きさ)を熱湯でよく温めます。
  2. ついでに茶杯も暖めましょう。香りは高温でより高くなります。
  3. 急須に5g~7g程度の青茶の茶葉をいれます。
  4. 一度蓋をして軽く急須を揺らして見てください。
  5. そのあと、蓋を取って、香りを楽しみます。
  6. さて、次ぎに熱湯(沸騰した湯を使います)を急須一杯に注ぎます。
  7. そのあと40秒程度おいたら、一つの茶杯に茶を注ぎます。
  8. 茶を注いだ茶杯から、空の茶杯にそのお茶を移します。
  9. 空になった茶杯に鼻を近付けてしばらく香りを楽しみましょう。
  10. 温度が冷めると香りもじっくりと変化していきます。
  11. お茶の入った茶杯を手に取り、香りを確かめてお茶を飲みます。
  12. 飲み終わった茶杯でも、同じように香りを楽しんでください。


2.家にある茶碗を使って淹れる

磁器の茶碗と蓮華 こうやって茶を淹れます


  1. まず、茶碗(ご飯茶碗でもOK)を熱湯でよく温めます。
  2. 茶碗に3g程度の青茶の茶葉をいれます。
  3. 熱湯を勢い良く湯を注ぎます。
  4. 1分ぐらいしたら、蓮華を茶碗に浸します。
  5. しばらく茶に浸した蓮華を手に取り、蓮華の裏側で香りを嗅ぎます。
  6. じっくりと香りの変化を楽しんでみてください。
  7. お茶葉蓮華で茶杯に移して召し上がれ。



空になった茶杯や蓮華で香りの変化が十分に楽しめましたか?
では、今回の最後に、香りを聞いてみましょう。香りを聞くって?




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