毎年一回の素敵なクリスマス。あなたは大切な人にどんなプレゼントを贈りますか?もし、その大切な人が中国茶に魅せられているのなら、こんなプレゼントはいかが?
今年のクリスマスは、ちょっとランクを上げて、大切なあの人に素敵な茶壺のプレゼントなどはいかがでしょう。
茶葉では好みがいろいろと別れてしまうもの。そこで、良い茶器を選んでプレゼントしてしまう。絶対に喜ばれること請け合いです。
そこで、今回は、茶壷の品揃え抜群の「老地方茶坊」のオーナー張さんにご協力をいただき、初心者向きから上級者向きの茶壺まで、セレクトしていただきました。
★ CONTENTS ★
▼ 茶壷の選び方
▼ 初心者向けの茶壺
▼ 中級者向けの茶壺
▼ 上級者向けの茶壺
茶壺て、ぴんからきりまでありますね。どんなものを選べば喜んでもらえるのか、予算はどうなのか、いろいろと考えてしまいますね。それなりにすばらしいもの、しかも誰もがこれならとおもうようなものを選ぶのはとても難しいものですから。
そこで、茶壺を紹介していただく前に、素敵な茶壷をクリスマスプレゼントとして贈りたいと思っている人に、プレゼントとして選ぶ場合のポイントをお教えしてしまいましょう。(ただし、そもそもの基本的な茶壺を選ぶやり方が大原則ですので、それは「茶壺に恋する」をご覧ください。)
▼ 茶壺の選び方
あまりまだ自分で茶壺を持っていない、でも、素敵なものをプレゼントしたいという方は、まず、茶壺の基本的な選び方をご覧いただいた上で、次の点に注意するだけです。
1.飽きのこないものが大切
飾りにしておこうという人は別にして、茶壺は基本的には普段使うもの。ですから、絶対に飽きのこないものを選ぶことが重要です。あまりに奇をてらったものや、装飾的なものだと、普段使うということが出来ずに、棚に鎮座する結果になってしまいます。基本的にシンプルで使いやすいものを選ぶのがコツです。
2.作家物がよい
特にこだわる必要はないのですが、良い作りの物ということを考えると、やはり作ったのが誰なのか分かるもの、つまり作家物の茶壺だと、基本的にはずれはありません。もちろん、年代物の古壺というものに手を出そうというのでない限り、現代の若い作家を中心に、比較的良い茶壺が手に入りやすくなっています。作家の経歴なども参考にすれば、できのよいものを選ぶことができるというもの。
3.台湾物にも目を向けよう
茶壺の本場は、中国江蘇省の宜興。たしかに宜興では沢山の作家の方々が、日夜その技術の向上にしのぎを削っており、すばらしい茶壷の数々が生まれ出されています。でも、すばらしい茶壷は宜興だけで作られているのではありません。台湾にも優れた茶壺作家が沢山います。また、台湾の茶壺は、宜興の物と違い、薄いつくりのものが多く台湾のお茶を飲むにはぴったり。時には、台湾の作家にも目を向けてみると、すばらしい茶壷に出会うかもしれません。
4.初心者には若手作家を、上級者にはもうワンランク上を!
自分が初心者、、上級者ということもありますが、贈る相手の方のお茶への接し方も考えなければいけません。まだお茶を飲み始めてそんなに立っていない人に、いきなり宜興の美術大師のとんでもない茶壷を贈っても、それこそ宝の持ち腐れ。一方、もう何年もお茶に接している人に、まだ名前もそんなに知られていない作家のものを贈っても、相当センスがよくつくりの良いものでないと、「ふーん」で終わってしまう場合もあるかもしれません。お茶を長年飲んでいる人だと、それなりに良い茶壺と接している機会も多いので、自然と良いものを見る目が出来ていると考えてよいと思います。だから、もうワンランク上の茶壺を選んでみたいものですね。
さて、薀蓄はこのぐらいにして、早速お勧めの茶壷を紹介してもらいましょう。