「札幌の郊外に平日だけ開く小さなお店をオープンしました。」そんなメールを北海道の端さんから頂きました。

端さんは、オンラインショップオーナーインタビューでもご紹介したとおり、台湾のお茶をとても良心的な値段で販売するオンラインショップ「優香」のオーナー。

たまたま札幌を訪問する機会があったので、早速足を伸ばしてきました。

 
札幌から車で30分。さしずめ、東京でいうと多摩地区にあたるような、新興住宅街の一角に「taiwantea Yuuka」はありました。

「小さいお店」ということだったので、カウンターぐらいしかない、試飲だけのお店を想像していたのですが、お店はお茶の販売&試飲のコーナーと喫茶のコーナーに分かれ、東京なら十分!というスペースが確保されています。しかも、外の光りが優しく射し込むので、店内はとても明るいのです。

入り口左手には、ふらりと覗きに来た人に、台湾のお茶を飲んでもら得るよう大きな檜の一枚板から切り出した天板の試飲台がしつらえてあります。お店全体がウッディーな感じに統一され、「台湾のお茶だから」というありがちな発想でお店が作られていない点が逆に斬新でした。


 
店の中央には、茶器や茶葉のほかに最近扱い出したという野菜チップスなども綺麗にディスプレイされています。

そして右手が喫茶のコーナー。ここにも檜などの一枚板から切り出したという天板のテーブルが数脚。それぞれのテーブルには電壺が具えつけられて、お湯が何時でも沸いています。

早速、窓際のテーブルで台湾の文山包種茶を頂きました。お茶請けには、舞茸や人参などのチップス。そして作ったばかりのプーアールのゼリー。

ぽこぽことお湯の沸く音、静かに射し込む柔らかい日差しの中で、何時までもぼうっとしていたい気分になってしまいます。


 

 

「本当は、ここは、倉庫兼作業場として借りたんです。」と端さん。そういえば、オンラインショップインタビューの際に、コストの問題や集客の問題から店舗経営は難しいとおっしゃってたのを覚えていたので、実店舗を開いたのはなんでだろうと思っていたのです。

端さんのお話によると、最近扱うようになった野菜チップスの輸入に当たって、きちんとした販売を行うための施設がどうしても必要だったために、自宅の近くのスペースを格安に借りることになったのだそうです。

 
「安全な品物をお届けするためには、きちんとした商品検査と清潔な施設が必要なんですが、自宅ではなかなかそれができません。特に野菜チップスの仕分けなどの作業は専用のスペースが不可欠でした。ところが借りてみると、思っていたよりもスペースが広かったのです。いままで自宅でやっていた講習会もここでできるのではないかなと思っているうちに、普段の日にご近所の方がふらりと覗けるお店にしてもいいかななんて思うようになって。」とにっこり笑う端さん。

出来るだけコストをかけずに、気軽に覗いてもらえるお店にしたいのでと、お店の作りも妹さんの知り合いの大工さんにお願いして最低限の内装を施しただけとのこと。でも、その割りにはあちこちにこだわりも見えています。

運営も端さんのお母さん、妹さんがお手伝いするという家族運営。とても温和なお母さんの笑顔と、妹さん手作りのデザート、そして端さんのティーサーブ。そんなアットホームなティールームが、taiwantea Yuukaの最大の魅力だといえるでしょう。

「土曜日、日曜日、そして祝日がお休み。しかも平日は午後4時までという、皆さんに怒られてしまいそうな営業時間ですが、いままでの営業形態を手を抜かずにきちんとできる範囲でと思って、こんなわがままをさせてもらっています。」と端さん。でも、同行した友人たちからは、すでに、「札幌の中心にあったら、毎日でも通ってしまうのに!」と、とても気に入ったようす。

優しくアットホームなtaiwantea Yuukaで、美味しいお茶やでデザートと一緒にのんびりとすごしたいものですね。



 


 ▼ tiwantea Yuuka
  住所:札幌市清田区平岡公園東8丁目1-1
  電話:011-882-0815
  時間:10:00~16:00
  休日:土曜、日曜、祝日


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