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「小さいお店」ということだったので、カウンターぐらいしかない、試飲だけのお店を想像していたのですが、お店はお茶の販売&試飲のコーナーと喫茶のコーナーに分かれ、東京なら十分!というスペースが確保されています。しかも、外の光りが優しく射し込むので、店内はとても明るいのです。 入り口左手には、ふらりと覗きに来た人に、台湾のお茶を飲んでもら得るよう大きな檜の一枚板から切り出した天板の試飲台がしつらえてあります。お店全体がウッディーな感じに統一され、「台湾のお茶だから」というありがちな発想でお店が作られていない点が逆に斬新でした。
そして右手が喫茶のコーナー。ここにも檜などの一枚板から切り出したという天板のテーブルが数脚。それぞれのテーブルには電壺が具えつけられて、お湯が何時でも沸いています。 早速、窓際のテーブルで台湾の文山包種茶を頂きました。お茶請けには、舞茸や人参などのチップス。そして作ったばかりのプーアールのゼリー。 ぽこぽことお湯の沸く音、静かに射し込む柔らかい日差しの中で、何時までもぼうっとしていたい気分になってしまいます。
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「本当は、ここは、倉庫兼作業場として借りたんです。」と端さん。そういえば、オンラインショップインタビューの際に、コストの問題や集客の問題から店舗経営は難しいとおっしゃってたのを覚えていたので、実店舗を開いたのはなんでだろうと思っていたのです。 端さんのお話によると、最近扱うようになった野菜チップスの輸入に当たって、きちんとした販売を行うための施設がどうしても必要だったために、自宅の近くのスペースを格安に借りることになったのだそうです。
出来るだけコストをかけずに、気軽に覗いてもらえるお店にしたいのでと、お店の作りも妹さんの知り合いの大工さんにお願いして最低限の内装を施しただけとのこと。でも、その割りにはあちこちにこだわりも見えています。 運営も端さんのお母さん、妹さんがお手伝いするという家族運営。とても温和なお母さんの笑顔と、妹さん手作りのデザート、そして端さんのティーサーブ。そんなアットホームなティールームが、taiwantea Yuukaの最大の魅力だといえるでしょう。 「土曜日、日曜日、そして祝日がお休み。しかも平日は午後4時までという、皆さんに怒られてしまいそうな営業時間ですが、いままでの営業形態を手を抜かずにきちんとできる範囲でと思って、こんなわがままをさせてもらっています。」と端さん。でも、同行した友人たちからは、すでに、「札幌の中心にあったら、毎日でも通ってしまうのに!」と、とても気に入ったようす。 優しくアットホームなtaiwantea Yuukaで、美味しいお茶やでデザートと一緒にのんびりとすごしたいものですね。
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