中国茶/中国茶の基礎知識

中国茶インストラクターの資格とは(2ページ目)

「中国茶の資格ってどうやって取得するのですか?」という問い合わせがこのところ多くなっています。そんな方へのちょっとしたアドバイス!

執筆者:平田 公一

私は、約5年、中国国際茶文化研究会東京支部として活動しているXiang Le中国茶サロンに参加してきたのですが、特にインストラクター資格を取得しようという目的ももっていなかったのですが、昨年、インストラクターコースを新設するとの話を聞いて、なんとなく挑戦してみるかなということで、参加してしまいました。

このコースは、Xiang Le中国茶サロンの基本的なコース(入門コース、茶藝入門、中級、上級等)をすべて終了している(あるいは同等程度の知識のある)人が参加できるコースです。

まず、、どのくらいの知識があるのか、また人に伝えるというスキルをどれだけ持っているのかを試すための試験を受けます。特に試験のためのマニュアルはなく、試験も毎回変わるようです。実技、口頭試問など、なれないと結構つらい試験だといえるでしょう。試験時間は約2時間程度です。

その試験に合格すると、その人にあったカリキュラムを設定してくれるという、比較的マンツーマンに近い形のコースになっています。そして、他のところの資格と決定的に異なるのは、「教授する」ことに主眼が置かれているということでしょう。

一定レベルの知識があることを前提として、いかに、初心者へ中国茶の魅力を伝えるかという事を学んでいきます。最低6ヶ月のコースを終了すると、インストラクター資格を付与される事になります。

インストラクターの資格を取得したい人は、まずは、中国茶の基礎を学ばなければなりません。基礎といっても、これが基礎という体系だったものはありません。

まずは、中国茶専門店の中国茶講座やカルチャースクールの講座を受講してみる事をおすすめします。その先は、上級コースや様々な情報源から興味を持って知識を取得するしかありません。さいわい、中国茶ブームも手伝って、私が中国茶に興味を持ったときよりも格段に様々な情報があちこちで入手できます。

自分でお茶会を開いてみたりするのも、人に中国茶の魅力を伝えることを学ぶ事に伝わりますから、ドンドンやってみましょう。

あるいは私のように、中国茶のウエブサイトを開設してみるのも手かもしれません。知識の整理にもつながりますし、情報を発信することにより、さまざまな情報を入手できるというメリットがあります。

その先は、様々なお茶、そしてそれを取り巻く文化に興味をもって体験してみる事でしょう。

この資格を取得してから、当然のことながら、講師依頼が入ってきます。私の場合は、まったく別の分野の本業を持っているので、基本的にはボランティアで中国茶普及をしていきたいとの考え方から、可能な範囲で対応しています。いろいろとお誘いを受けるのですが、なかなかお答えできない事が、目下最大の悩みです。



【関連お勧めサイト】

中国茶を学ぶ(All About [中国茶]サイト)


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