はちみつ専門店ラベイユの新装オープン
パンと相性がよく、昔から親友関係にあるともいえるはちみつ。そのはちみつに、こんなにたくさんの種類があることを知ったのは「はちみつ専門店ラベイユ」でだった、という人は少なくないでしょう。荻窪教会通りに8年前にオープンした「はちみつ専門店ラベイユ」は、今年2010年4月、同じ通りの駅寄りに移転、「メール・ド・ラベイユ」として新装オープンしました。メールとはフランス語で「お母さん」「発祥の地」といった意味があるそうです。
店の前には蜜源植物 | 南仏の別荘をイメージした建物 |
さまざまなはちみつと関連商品が並ぶ |
ラベイユは現在、全国に9店舗を構えていますが、路面店は荻窪本店のみ。店内には草花、樹木、ハーブ、ナッツ、フルーツや野菜、甘露蜜など、いろいろな色と香り、味わいの楽しめるはちみつが揃っています。
はちみつはすべて小さな紙スプーンで試食できます。 種類がたくさんあるので迷った時には、はちみつのソムリエともいえるスタッフに用途や好みを伝えれば、丁寧に教えてもらえます。
はちみつの量り売り
瓶を持っていくと、量り売りのお得なはちみつを 買うことができる |
ラベイユならではの楽しみは、はちみつの量り売りです。メール・ド・ラベイユではレジカウンターの後ろに、タンクが12種類ほど並んでいます。 種類は限られますが、自分で瓶を持っていけば、かなりお得に買うことができます。たとえばアカシアのはちみつは一瓶125g882円のところ、同量で500円程度で買えます。わたしも試してみたのですが、密封できる瓶ならラベイユのものでなくても大丈夫。はちみつの名前のラベルを貼ってくれました。
量り売りのはちみつは、荻窪本店が一番種類があります。各店舗の量り売りのはちみつの種類と価格は、ラベイユのホームページの店舗一覧から確認できます。
パンのある食卓を豊かにするはちみつ
最近では、はちみつ以外にも、はちみつを使ったコンフィチュール、果物を漬け込んだはちみつマリナードなど、パンの友となるはちみつ関連商品も豊富なので、パンを食べる時の楽しみも広がります。季節のコンフィチュール | 巣のかたちのままのコムハニー |
透明でサラサラしたもの、マットな質感でクリーム状のもの、結晶が多めでジャリジャリしたもの、水分が少なく濃厚なものなど、蜜源や地域によりさまざまに異なるはちみつ |
はちみつとパンのコーディネートについては、今までも何度か記事にしていますが、基本的な合わせかたの目安はその色です。 透明や白、色の薄いはちみつは白いパンに、ブラウンや黒蜜のような濃い色合いのものは黒いパンに……といった具合に。
でもそれは肉料理に赤ワイン、魚料理に白ワインというのと同じこと。この先、まだまだ奥が深そうなのです。
次の記事ではそんなパンとはちみつの愉しみと、新しいラベイユの3Fにオープンした
アトリエ・ド・ラベイユのはちみつ教室のお話をお伝えします。
所在地:杉並区天沼3-27-9
電話:03-3398-1778
営業時間:10:00~19:00 無休
JR荻窪駅徒歩3分
地図:Yahoo!地図情報
【公式サイト】
はちみつ専門店ラベイユ
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