パン/パン業界情報、イベント

アメリカンベーキングセミナー(2ページ目)

ベーカリーワールドカップのかつての優勝チームに所属していたスイス出身のシェフ、ロバート・ジョリン氏によるイチジク、クルミ、レーズンを使った12種類のパンと焼き菓子の実演講習会をレポートしました。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

食事向きのパン(続き)


■ウォルナッツとパンプキンのパン

牛乳、蜂蜜、パンプキンピューレ、全卵が入ったソフトなミルクブレッドで、ジンジャー、クローブ、シナモンなどのスパイスもほのかに香ります。スープやサラダと共に、ランチに良いアイテム。「日本のかぼちゃは黄色いのでクルミの存在が良くわかっていい」とジョリン氏。クルミは表面に出ると焦げるので、中に折り込みます。


Walnut-Pumpkin Bread



Multigrain Bread with Mission Figs
■フィッグのマルチグレインブレッド

*イチジクの表記に関して:バレーフィッググロワーズ社製品を使っているので、パンの名前に使われるときは「フィッグ」とします。

黒イチジクを使ったマルチグレインブレッド。スライスして朝食のトーストや昼食のサンドウィッチにします。健康によいということで注目されている雑穀類は、ここではグラハム、亜麻仁、ひまわりの種、きびを使用しています。歯に当たって硬くないように2時間浸水したものを用います。

Portuguese Fig and Cornmeal Bread
■ポルトガル風フィッグとコーンミールのパン

フラットなかたちのこのパンはポルトガル料理をアレンジしたもので、コーンミールが粉対比163%使われています。フォカッチャに似たくぼみをつけ、仕上げにオリーヴオイルを塗ります。生ハムと合わせて前菜にしたり、食後のチーズの盛り合わせに添えるのに適しています。アメリカのレストランではデザートの代わりに、食後にチーズの盛り合わせを頼み、ナッツやドライフルーツ、オニオンのパンと合わせるのが流行っているそうです。わたしは朝食時、メープルシロップと合わせてもよさそうに思います。

Raisin and Fig Focaccia
■レーズンとフィッグのフォカッチャ

飴色に炒めた玉ねぎとレーズンの甘味、ゴルゴンゾーラチーズの風味のきいたお惣菜パンです。上にトッピングするレーズンは焦げないようにオリーヴオイルに漬けてから使うのがポイント。
粉の半分は全粒粉ですが、バゲットのように軽い生地に仕上げています。

Whole Wheat Walnut-Fig Rolls
■ウォルナッツとフィッグの全粒粉ロール

全粒粉が60%、表面についているのはオーツです。蜂蜜とモラセス入りの素朴な甘味の生地に白イチジクとローストして刻んだクルミが入った丸パンです。
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